やさとで受け継がれるぶどうづくり
茨城県南部に位置する石岡市八郷地区は山麓の温暖な気候に恵まれ、ぶどうや梨、柿などの果樹栽培が盛んです。なかでも、ぶどうは長年にわたり地域で栽培されてきた果樹の一つです。
八郷でぶどう栽培が始まるきっかけとなったのは、瓦谷地区でおこなわれた土地改良でした。当時、農業指導課による土壌調査でぶどう栽培に適していることが分かり、数軒の生産者で導入しました。昭和46年には八郷ぶどう組合が発足し、現在は30人の生産者が所属しています。巨峰を中心に、ピオーネやシャインマスカット、クイーンニーナなど、さまざまな品種を出荷しています。
一つひとつの作業が品質につながる
副組合長 鈴木さん・
真ん中:JAやさと 塚本さん・
右:八郷ぶどう組合 組合長 石田さん
八郷ぶどう組合の副組合長を務める鈴木さんは、父の代から始まったぶどう栽培を「なくしてはいけない」という思いから受け継いで15年目になります。鈴木さんの代からは、前年に伸びた枝を短く切り戻す「
ぶどう栽培において剪定は実の着果や着色などにも影響する重要な工程で、枝の管理を行き届かせることが品質の良いぶどうづくりにつながっています。石田組合長は「短梢剪定でない場合は、どの枝を残すか見極めがとても難しいんです」、鈴木さんは「一つひとつの作業が、最後は自分に返ってくるので」と話します。
美しい房に仕上げる
ぶどうの実がつき始めると、
収穫時期を迎えると糖度検査をおこない、糖度18度を目安に見極めて収穫します。鈴木さんは「信頼してもらえるぶどうを届けたい」という思いで、一房ずつ品質をしっかりと確認しながら選別・箱詰めしています。
ニーズに応えながら、
より良いぶどうづくりを
鈴木さんは消費者のニーズに合わせながら、主要品種以外の品種も取り入れています。種なしや皮ごと食べられる品種の人気が高まるなか、食べやすさだけでなく、黒系・黄緑系・赤系と彩りも意識し、現在は「富士の輝」なども栽培しています。特に赤系では品種選びを試行錯誤しているといいます。
今後の目標について鈴木さんは「これからもぶどうづくりを続け、下火にしないよう取り組んでいきたいです」、石田さんは「組合全体で品質にこだわったぶどうを作り続けていきたいです」と話してくれました。
八郷ぶどう組合では講習会や目揃え会だけでなく、毎年9月には品評会を開催しています。房の姿や形、重さなどを表彰し、生産者同士が栽培技術を高め合っています。
八郷ぶどう組合のぶどうはJAやさと 柿岡直売所、園部直売所のほか、やさと温泉 ゆりの郷物産館などでもお買い求めいただけます。
一房一房丁寧に育てられたぶどうを、ぜひご賞味ください。
取材協力
JAやさと 営農流通センター
〒315-0116 茨城県石岡市柿岡3594-1
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JAやさと 柿岡直売所
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JAやさと 園部直売所「里の四季」
〒315-0123 茨城県石岡市宮ヶ崎472-2
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