根みつばは、その名の通り根がついたまま収穫、出荷されるみつばです。
茎が白くて太く、根が細いゴボウのようなしっかりとしたものになっています。これは栽培方法によるもので、6月頃に種を撒いてある程度成長させ、冬に地上部の葉が枯れると根元を土寄せで遮光し軟白栽培させます。このように手間がかかることもあり、近年では生産者が減りつつあります。
しっかりとした茎や根がある根みつばは糸みつばとは異なり、風味付けに添えるよりもお浸しや和え物、煮浸しなど主役として使う料理がおすすめです。鶏肉や白身魚、卵など比較的淡白な素材と合わせると風味が活かせます。根の部分はゴボウと同じくきんぴらなどの炒め物に使うと歯ざわりがよく、美味しくいただけます。
購入時には緑色が鮮やかで色が濃いものを選びましょう。鮮度が落ちるにしたがい、葉が黄色くなってきます。
乾燥に弱いので、濡らしたキッチンペーパーなど柔らかい紙でくるみ、ビニール袋にいれておくと冷蔵庫で少しの間保存ができます。
しかし、みつばは鮮度が命。購入後はなるべく早めに使いきりましょう。
主な産地
選び方
- 葉がきれいな緑色をしていて、つやのあるもの
- 香りが強く、乾燥しているもの
保存方法
- 濡らした新聞紙に包みビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に保存。
いばらき農みるねっとより一部抜粋
旬の食材百科より一部抜粋