じゃがいも(馬鈴薯)の故郷は南米アンデス山脈と言われています。日本には1600年頃にオランダ船によって長崎に持ち込まれました。ジャワのジャガトラ港経由だったことから「ジャガタラ芋」と呼ばれ、後に変化して「じゃがいも」という呼び名に変わったなど名前の由来には諸説あるそうです。
じゃがいもは実ではなく地下の茎(塊茎)を食べます。塊茎は種芋より上にできるため、この肥大する塊茎を日光に晒さないように土寄せがおこなわれます。北海道のように春に植え付けて夏過ぎに収穫されるものと、暖かい地方で栽培される冬に植えて夏前に収穫される物とあります。北海道が全体の7割の生産量を占めています。
じゃがいもを選ぶポイントは、粘りがなく、火を加えるとホクホクする男爵タイプと粘りがあるが煮崩れしにくいメークインタイプに分かれます。今日では品種改良によりさまざまな美味しい馬鈴薯が登場しています。芽が出始めていないかを確認し特徴を考え選んでください。
新じゃがいもの場合は表面の皮が薄く、指で剥がれそうなくらいのものが良いです。皮が薄く剥がれやすいものが新しく、古くなるにつれて皮が厚くなり手ではむけなくなります。
風通しがよく暗い場所で保管し、緑化を防ぎましょう。冷蔵庫には入れなくて大丈夫です。もし入れておくならば乾燥しないように新聞紙などでくるみ、ナイロンやポリ袋に入れて保存します。皮を剥いたり切った状態で保存する場合は少々酢を加えた水に浸して冷蔵庫に入れておくと変色を避けられます。
発芽を抑えるにはりんごを一緒においておくと良いでしょう。りんごから発せられるガスで発芽を抑制する働きがあります。
主な産地
選び方
- 芽が出始めていないかを確認し特徴を考え選ぶ
- 新じゃがいもの場合は表面の皮が薄く、指で剥がれそうなくらいのもの
保存方法
- 風通しがよく暗い場所で保管し、緑化を防ぐ。
- 冷蔵庫に入れる場合は乾燥しないように新聞紙などでくるみ、ナイロンやポリ袋に入れて保存。
- 皮を剥いたり切った状態で保存する場合は少々酢を加えた水に浸して冷蔵庫に入れておくと変色を避けられる。