バケツ稲観察日記

バケツ稲観察日記

バケツ稲観察日記

令和4年9月27日(火):植え付け135日目

日に日に秋が深まって、朝からさわやかな秋晴れです。
稲刈りから11日がたち、「おだがけ」をしていた稲はすっかり乾燥し、きれいな黄金色になりました。
今日はバケツ稲作りの最後の仕上げ、脱穀・もみすり・精米を行います。


全体写真

朝の陽差しに輝いています

準備するものは、野球ボール、すり鉢、すりこ木、ビン、牛乳パック、新聞紙です。

準備物

稲穂からもみを外すことを脱穀といいます。
牛乳パックに稲穂を差し込み、口を閉じて引っ張ると、もみがぷちぷちと気持ちよく外れていきます。

牛乳パックに差し込んで

牛乳パックに穂を差し込んで

引き抜

口を閉じて引き抜きます

とれました

もみが底にたまります

もみが牛乳パックの中に落ちて集まるのはとてもいいのですが、牛乳パックにセットするのがちょっと面倒でした。
牛乳パックにこだわらず、手でしごいても十分外せます。

手でも取れます

次は、もみすり作業です。
もみからもみ殻を取り除くことをもみすりといいます。
脱穀したもみをすり鉢にうつし、野球ボールを使いこすり合わせます。

もみすり

体重をかけて、ごりごりこすります

もみ殻が取れてきたら、そっと息を吹きかけて、殻を飛ばします。
すり鉢に残ったものが玄米です。

もみがら

もみ殻が外れてきました

もみがらを飛ばします

息を吹きかけてもみ殻を飛ばします

玄米になりました

玄米になりました!

もみすり作業が終わったら、精米作業に入ります。
玄米の表面のぬかを取り除くことを精米といいます。
先ほど出来上がった玄米をビンに入れ、すりこ木でつくと、徐々にぬかが取れていきます。

精米

15分くらいついていると

ぬかが落ちてきました

ビンの底にぬかが落ちてきました

まだ残っています

まだまだこんなに残っています

精米作業は本当に根気のいる作業で、いつまでついてもぬかが取り切れません。
手作業では限界があるので、玄米のまま美味しくいただこうと思い、作業を終了しました。
おむすびレンジャーのみなさんも頑張ってください。

以上の工程を終えて、やっと食べられる状態になります。
田植えから約4か月間の栽培で、病気や虫の被害にはらはらしながら観察した時期もあり、無事に立派なお米になったことにとても感動しました。
普段私たちが食べているお米には、想像以上に手間がかかっていることもよく分かり、農家さんは台風の被害を受けたりもするので、収穫まで本当に気が抜けないのだと実感しました。
今、食の多様化などにより、年々お米の消費量が減少しています。
お米はほぼ100%に近い自給率で、私たちにとって、不測の事態にも頼りになる作物のひとつです。
みんなでお米を食べて、日本の食を守っていきたいですね。

(令和4年9月27日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年9月21日(水):植え付け129日目

心配していた台風14号は、昨日温帯低気圧に変わり去っていきました。
今日は空気がひんやりしていて、季節が一歩前に進み秋を感じます。

県本部正面玄関の風除室に「おだがけ」をして5日がたちました。
風除室は稲わらの匂いでいっぱいです。

全体写真

乾燥して、茎がほっそりしてきました

黄金色

きれいな黄金色に!

さて、24日に予定していた田んぼの学校おむすびレンジャーの収穫祭ですが、コロナ禍のため主催者の判断により中止となりました。
みなさんに会えるのを楽しみにしていたのに、とても残念です。
収穫祭はできませんが、一所懸命育てた稲は、来週中には脱穀・もみすりを行いたいと思います。
その様子もホームページにアップしますので、参考にしてくださいね。

(令和4年9月21日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年9月16日(金):植え付け124日目

朝晩すっかり涼しくなりました。
朝から気持ちよい青空の下、今日は前回お伝えしたとおり、県本部のバケツ稲の稲刈りを行います。

全体写真

本日、稲刈り日和です

刈り取り

いざ、刈り取り!

稲を株元から、ハサミやカッターで刈り取っていきます。

①バケツ

①のバケツ。左から、2本・4本・6本の苗を植えたもの

⑤バケツ

⑤のバケツ。1本ずつ3か所に苗を植えたもの

5つのバケツは、それぞれ植える株数や、1株あたりの植え付け本数を変えて育てましたが、バケツごとの収穫量にそれほど差は感じられませんでした。

刈った後

収穫時には、各バケツの茎数の差はだいぶ縮まっていました

根がぎっしり

バケツの中はこんなに根がぎっしり張っていました

1つのバケツの中で、光や土の養分を分け合って成長するので、大体の収穫量が同じになるのですね。

稲を束ねて

株元をビニールテープで縛り

干す

束ねた稲をポールにかけていきます

おだがけ

束ねた稲は、逆さにつるして自然乾燥させます。
これを「おだがけ」といい、じっくり干すことで保存にも適したおいしいお米になります。
おむすびレンジャーのみなさん、自分の作ったお米が食べられるまであと少しです。
わくわくしますね!

(令和4年9月16日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年9月14日(水):植え付け122日目

9月も半ばとなりましたが日差しはまだ強く、今日は厳しい残暑となりそうです。
きれいな青空の下、観察開始です。

全体写真

出穂から1か月が過ぎ、穂もだいぶ黄金色になりました。
今日はバケツの水を抜いて「落水」を行いました。

落水

バケツを傾けて水を抜きます

落水とは、田んぼの水を抜くことで、土と稲を乾かして稲刈りの準備をします。
実際の水田では、コンバインという大きい機械を入れて稲を刈り取るため、水を抜いて土を乾かすことも大切だと聞きました。
農家の方たちは、いろいろな手間をかけてお米を作っているのだと感じます。
毎日なにげなく食べているお米ですが、あらためて感謝して美味しくいただこうと思いました。

黄金色

稲が垂れて黄金色に。収穫目前です

県本部では、今週末に稲刈りをする予定です。
おむすびレンジャーのみなさんも、稲刈りの準備を始めてくださいね。

(令和4年9月14日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年9月8日(木):植え付け116日目

9月に入り、すっかり秋を感じるようになりました。
先週心配していた台風11号は温帯低気圧となりましたが、新たな温帯低気圧が発生し、今週も天気予報が気になるところです。
周りの田んぼは黄金色に輝き始め、いよいよ稲刈りの時期到来です。
県本部のバケツ稲も順調に育っているか、観察を始めます。

全体写真

だんだん黄金色に近づいてきました

一番成長の遅かった⑤のバケツも他のバケツに追いつき、元気に穂をなびかせています。


ネット

先週、鳥が食べにきたような跡を発見したので、今日はネットを張って対策を行いました。
園芸用のポール3本を組んで2か所に自立させ、その間にポールを渡し、ネットを張って完成です。
これで、お米が食べられてしまう心配はないのでひと安心です。

県本部のバケツ稲は、来週落水(水を抜いて土を乾かします)から、稲刈りを予定しています。
バケツ稲作りの最後のお楽しみ、収穫祭24日(土)まであと少し。
自分で育てたお米の収穫が待ち遠しいですね。

(令和4年9月8日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年8月31日(水):植え付け108日目

8月最終日となりました。
ここのところ暑くなったり涼しくなったり、またスッキリしない空模様が続いています。
昨日、とても大きな台風が発生したというニュースもあり、今後の進路が心配です。
さて、穂が出そろったバケツ稲、今週の様子はどうでしょうか。

全体写真

今まで緑色だった稲が、全体的に黄色く色づいてきた気がします。
色の変化でも、季節の移り変わりを感じます。


米粒

まだやわらかい粒ですが…感動!

垂れてふっくらしたもみの皮をはがしてみると、お米ができていました。
毎日水やりをして成長をみてきたので、もみの一粒一粒にお米ができていると思うと感動してしまいます。

折れた稲

穂が折れて、もみが散乱…もしかして?

不自然に折れている穂を何本かみつけました。
まわりにもみが落ちているので、鳥が食べに来たのかもしれません。
お米ができてくると、あっという間に鳥に食べられてしまうので、そろそろ対策を考えようと思います。
おむすびレンジャーのみなさんも、鳥に食べられないよう気を付けてくださいね。

(令和4年8月31日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年8月24日(水):植え付け101日目

ここ数日、すこし気温が下がり、猛暑の時期は過ぎたようです。
今日は曇り空で、湿度が高く蒸しています。
しっかりと太陽が出ない日が続いていますが、バケツ稲は元気でしょうか。

全体写真

⑤のバケツ

⑤も穂がほぼ出そろいました

③のバケツ

③は穂が重くなってきました

出穂が遅かった⑤のバケツもどんどん穂が出てきました。
穂の出始めはピンと上に伸びていますが、実が成長すると、重みで少しずつ穂が垂れてきます。
お米が実りはじめていると思うと楽しみです。

虫食い

だいぶバッタに食べられています

おむすびレンジャーの皆さん、バケツ稲の穂は出ましたか?
バケツ稲の収穫祭まであと1か月となりました。
おいしいお米ができるよう、これからもお世話していきましょう。

(令和4年8月24日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年8月17日(水):植え付け94日目

あっという間に8月も半ばを過ぎ、夏休みも後半に突入しました。
昨日は猛暑日となりましたが、今日の暑さはいくぶん落ち着いています。
さて、先週③のバケツで穂が出始めましたが、他のバケツはどうなっているでしょうか。

全体写真

その後、次々と出穂し⑤のバケツ以外、穂が出ていました。⑤も出穂間近なことを確認したので、ひと安心です。

白い穂

白くなっている穂を見つけました

白い穂を発見しました。病気が入ったのでしょうか。白い部分は切り取って処分しました。


出穂

出穂の様子っておもしろいですね

花満開

本日、満開です

トンボハート型

細くてちいさなトンボ ハートに見えるかな?

メルヘンバッタ

バッタがいました メルヘンの世界みたいです…

新しい穂が増え、花が咲き、昆虫たちもたくさんやってきて、バケツ稲がだんだん賑やかになってきました。
来週はどんな発見があるでしょう。次回の観察も楽しみです。

(令和4年8月17日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年8月10日(水):植え付け87日目

今週、関東地方は晴れて猛暑が続いています。
まず、バケツに水をたっぷりあげてから 観察を始めます。

全体写真
③のバケツ

草丈は先週と変わらず100㎝前後で伸びは落ちついたようです


さて、一昨日、③のバケツから待望の稲穂が1本ちょこんと顔を出しました。
小さく可愛らしい花も咲いていて、思わず笑顔になってしまいます。

花

白くて小さい花です(一昨日 朝の様子)


あっという間にたくさんの穂が出てきました。

出穂

③のバケツから次々出てきました

出穂まじか

他のバケツも間もなく穂が出そうです


皆さんのバケツ稲はいかがですか?
出穂や、開花など、観察が楽しみな時期です。
花はあまり目立たないので、田んぼで咲いていても気づきませんが、バケツ稲ならよく観察できます。
夏休み中、じっくりお世話してみてください。

(令和4年8月10日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年8月3日(水):植え付け80日目

8月に入り、35℃を超える猛暑日が続いています。
今日も朝から夏空が広がり、これから日中にかけて気温もぐんぐん上がりそうです。
昨日の夕方、バケツの水を補充したのですが、どうなっているでしょうか。

全体写真

水もまだ残っていて、元気いっぱいです

③のバケツ

基準稲③は 100cm前後、先週とほとんど変わりません

⑤のバケツ

一番低い⑤は90cm前後

ここにきて④⑤のバケツ稲で葉が食べられているのに気付きました。よく観察してみると、丸まった葉があるのを確認しました。

葉にくるまって

これは何でしょう?

はがしたら

丸まった葉っぱをはがしてみると…

イネツトムシを発見しました!葉を食べられてしまうと困るので駆除します。


トンボ

今日は細くてきれいなトンボが来てくれました

付近の田んぼはだんだん稲穂が出てきました。
県本部のバケツ稲も茎が太くなってきており、もうすぐ稲穂が見られると思うと、ますます観察が楽しみです。
これからも虫や病気に注意しながらバケツ稲を守っていこうと思います。

(令和4年8月3日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年7月27日(水):植え付け73日目

7月23日(土)、おむすびレンジャーバケツ稲の中間点検会を開催し、会場であるポケットファームどきどき茨城町店に4組11名が集まりました。

参加した皆さんが持ち寄ったバケツ稲を点検させていただきましたが、大きなトラブルもなく順調に育っていることを確認しました。

全体写真

元気いっぱいで集まってくれたおむすびレンジャーの皆さん

点検の様子

虫や病気はないかな?

田村シェフ

プロの手さばきに目を奪われます

点検のあと、「森のベーカリー&カフェ」の田村シェフによる季節の素材を使った料理の実演や、クイズ大会を行いましたが、おむすびレンジャーの皆さん、楽しんでいただけましたでしょうか。

昨日の午前、事務所のある茨城町付近では激しい雷雨に見舞われました。植物にとってはうれしい恵みの雨だったと思いますが、道路が冠水するほどの雨に私たちは驚きました。

さて、今週のバケツ稲の様子はどうでしょうか。

5つのバケツ

中干し後、水をたくさんもらってますます元気です

③のバケツ

基準稲③は100cmに届きそうです

⑤のバケツ

一番低い⑤は85cm前後、成長は緩やかになってきました

クモ

今年は今のところ、害虫をあまり見かけません

注意深く観察しましたが、病気も虫の被害もなさそうでひと安心です。
これから稲は出穂期を迎え、たくさん水が必要になります。
おむすびレンジャーの皆さん、夏休みもバケツの水を切らさないように頑張ってお世話してくださいね。


(令和4年7月27日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年7月20日(水):植え付け66日目

戻り梅雨というのでしょうか、このところ曇りの天気が続いていましたが、今日は久しぶりの青空です。晴れて気温が上がると熱中症の危険が高まりますので気をつけなければなりません。夏の日差しを感じながら、観察を始めます。

全体写真

太陽の光を浴びて元気いっぱいです。

③のバケツ

基準稲③は90cm前後

⑤のバケツ

一番低い⑤は80cm前後

基準稲③の草丈は先週と比べ8cmほどの伸びでした。一番低い⑤は15㎝も伸び、だんだん他のバケツに追いついてきました。

バッタ発見

バッタを発見!葉と同じ色で一瞬、気づきませんでした

さて、今週の土曜日は「田んぼのがっこう」おむすびレンジャーの中間点検会です。
実際の田んぼは、土に軽くひびが入るまで乾かす「中干し」をして、根がしっかり張った丈夫な稲を育てます。おむすびレンジャーの皆さんも、前日22日(金)にはバケツの水を抜いて中干しを始めましょう。
当日23日(土)ポケットファームどきどき茨城町店体験教室前が会場となりますので、バケツ稲をお持ちください。
田植えから約2か月、皆さんのバケツ稲の成長が楽しみです。

(令和4年7月20日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年7月13日(水):植え付け59日目

今週は曇りや雨の天気で、昨日は埼玉県で記録的大雨となるなど不安定な天候が続いています。雨のやんでいる合間に観察を始めます。

全体写真

日照不足を心配していましたが、元気に育っています。

③のバケツ

基準稲③は82cm前後

⑤のバケツ

一番低い⑤は65cm前後

基準稲③の草丈は82cmとなり、先週より7cmほど伸びていました。どのバケツも成長を感じます。

先週の観察日記で、葉に病気が入ったことをお伝えしました。ほかの葉に病気が広がっていないか注意深く観察しましたが、同じように枯れた葉は見つからず、ほっとしました。

クモ発見

クモを発見!

葉の先にクモを発見しました。クモは益虫なので、このままそっとしておきます。

⑤のバケツの茎数を数えてみました。1本の稲が分げつして、なんと26本に増えました。

分げつ

1本植えの⑤の稲が26本に!

18日目

(6/2・植え付け18日目の様子)弱々しく枯れそうでした

もともと⑤のバケツは苗を1本ずつ3か所に植えたのですが、枯れてしまいそうだった稲が元気を取り戻し、ここまで大きく成長した姿を見ると、なんとも胸がいっぱいになります。ほかのバケツに比べるとまだ小さいですが、これからも丁寧に観察し、見守っていきます。

(令和4年7月13日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年7月7日(木):植え付け53日目

先週のような猛烈な暑さはいくぶん和らぎ、梅雨に戻ったかのような天気が続いています。昨日は台風4号が近づく予報に心配しましたが、風雨もそれほど強まらず、ほっとしました。どんよりとした空のもと、観察を始めます。

全体写真

今週から真ん中のバケツ③を基準稲として草丈を測っていきます。

③のバケツ

基準稲③は75cm前後

⑤のバケツ

一番草丈が低い⑤は60cm前後

基準稲③の草丈は75cmでした。昨年の同じ時期のバケツ稲は80cmでしたので もう昨年との差はあまりないようです。さらにぐんぐん伸びることを期待します。

気になる葉を見つけました。

枯れた葉

白く枯れた葉を発見

葉の先のほうが細くなり枯れています。どうやら病気が入ってしまったようです。

病症を切る

枯れている部分を切り取ります

枯れている部分をハサミで切り取りました。切り取った部分は、また病気の原因になると困るので、まとめて別の場所に処分しました。これで、ひとまず様子を見ることにします。
おむすびレンジャーの皆さんのバケツ稲は、元気に育っていますか?

(令和4年7月7日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年7月1日(金):植え付け47日目

6月27日(月)関東甲信地方で平年よりも22日早い梅雨明けが発表されました。その後、先週までとは一転し、猛暑の毎日が続いています。異例の猛暑に水不足や農作物の生育に影響が出ているとの報道もあり、今後が心配です。
じりじりと照りつける日差しのもと、バケツ稲の観察を始めます。

全体写真


強い日差しをたくさん浴びて、葉が勢いよく伸びているように見えます。先週よりまたグンと成長しました。


昨日の昼、すべてのバケツにたっぷりと水を足したのですが、今日の昼過ぎには、③のバケツは土面が見えるほど水が減っていました。⑤のバケツにはまだ水が残っていたので、茎数が多いバケツは水を吸収する量も多いことがわかります。


③のバケツ

③は1日で水がなくなっていました

⑤のバケツ

茎数が少ない⑤は、まだたっぷり水があります

梅雨明け以降、一気に真夏のような暑さになったため、これまで以上に水管理に気を付けていこうと思います。


葉耳

先週の観察の際、ふと気になった白い輪

茎に白っぽい輪のようなものがついているのが分かりますか?
この輪は葉耳(ようじ)といい、茎と葉が離れないようにする役目があると考えられています。
稲には、私たちの知らないことがまだ色々ありそうです。これからも観察が楽しみです。

(令和4年7月1日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年6月23日(木):植え付け39日目

朝の天気予報では曇りとのことでしたが、今にも雨が降り出しそうな空の下、観察を始めます。

全体写真


草丈もぐんと伸び、茎数も増え、着実に成長しています。


先週のバケツと比べてみました。1週間でこんなにも成長することに驚きます。

6/16の様子

6/16(1週間前)の様子

今週の様子

今週の様子


よくみると、葉が虫に食われていました。周りに虫は見当たらず、被害も数枚なのでこのまま様子をみることにします。


虫食い

虫食いの葉の右にわっかのようなものが…


まだまだ不安定な天気が続いていますが、バケツ稲はどんどん育っていきます。これからも注意深く見守っていこうと思います。
おむすびレンジャーの皆さんのバケツ稲は元気ですか?

(令和4年6月23日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年6月16日(木):植え付け32日目

ここ数日、梅雨らしい天気が続いています。今日もどんよりとした空ですが、 張り切って観察を始めます。

全体写真

どのバケツも葉が増え、分げつが進んでいます


バケツごとに差はあるものの、全体的に茎の数が増え、成長したことを確認しました。


一番心配していた⑤のバケツを2週間前と比べてみました。


6/2の様子

6/2(2週間前)の様子

今週の様子

今週の様子


しっかり根付いて葉がピンと上を向き、分げつも始まりました。このまま枯れてしまうのではと心配していましたが、改めて植物の生命力の強さに感動しました。


よく観察すると、水面近くに黒い小さな虫がついていました。いまのところ、葉を食べられるなど被害はないので、少し様子をみようと思います。

虫

根元に黒い虫を発見


苗植えから1か月がたちました。植え付け時のたよりなかった稲が、ぐんぐん成長する姿を実感しています。これからの観察がますます楽しみです。

(令和4年6月16日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年6月8日(水):植え付け24日目

6月6日、関東甲信地方が梅雨入りしたと発表がありました。今日も小雨が降ったりやんだりしています。ひんやりとした天気の中、バケツ稲は元気に育っているでしょうか。

全体写真

先週よりも葉の緑色が少し濃くなり新しい茎が増えてきました


先週と今週の同じバケツを比べると、茎数が増えたのがわかります。


先週6/2のバケツ②

今週のバケツ②


稲は根元から茎を増やして成長していきます。これを「分げつ」といい、これから2か月くらい盛んに続きます。

おむすびレンジャーの皆さん、雨で外に出られない日が増えると思いますが、そんな日はじっくりバケツ稲の成長を観察してみてくださいね。

(令和4年6月8日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年6月2日(木):植え付け18日目

6月に入り、日差しも少しずつ強くなってきたように感じます。さて、今週のバケツ稲の様子はどうでしょうか。

全体写真

早速、成長に差が出ています。左から2番目の②のバケツ稲の草丈が一番伸びて、葉もしっかりしています。 (バケツごとの違いは5/25記事参照)


下の写真は、昨年の植え付け15日目のものです。先週もお伝えしましたが、比べてみると今年は成長が遅いのがわかります。


昨年のバケツ稲

昨年(植え付け15日目)のバケツ稲


0602

   

0602

今日は緑色に濁っていた水を入れ替えました


心配していた⑤のバケツ稲は、新たな葉の成長が確認できました。なんとか 育ってくれることを願い、見守っていこうと思います。

この季節、急な天候の変化もあるので注意が必要です。 おむすびレンジャーの皆さん、日々の観察と水やりを頑張りましょう。

(令和4年6月2日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年5月25日(水):植え付け10日目

今日で植え付けから10日がたちました。さわやかな風が吹く中、バケツ稲の観察を始めます。

全体写真

県本部では、1つのバケツに植える株数や1株あたりの植えつけ本数を変えて、5つのバケツ稲を作りました。

左から①~⑤と番号を付けました。
①は、1株あたり2本、4本、6本で、3か所に植えたもの
②は、1株あたり5本程度で、3か所に植えたもの
③④は、1株あたり3~5本程度で4~6か所に植え、密植状態にしたもの
⑤は、1株あたり1本で、3か所に植えたもの
となっています。
それぞれのバケツ稲が、これから先どのように育っていくのか楽しみです。


5のバケツ稲

一番右、⑤のバケツが元気なくて心配です

昨年に比べると、全体的に成長が遅いように感じられます。振り返ってみると、植え付け後、日照が少なく、気温が低かった時期が長かったせいかもしれません。
引きつづき、しっかり様子を見守っていこうと思います。

おむすびレンジャーの皆さんのバケツ稲はどのような様子でしょうか?

(令和4年5月25日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年5月18日(水):植え付け3日目

5月15日(日)いばらきコープ「田んぼのがっこう」おむすびレンジャーをポケットファームどきどき茨城町店にて共同開催しました。13回目の開催となる今年は、人数を限定し、抽選で選ばれた4家族11名の方に参加いただきました。

集合写真

今年も元気に始まりました!

県本部ではおむすびレンジャーの皆さんと同様に、5つのバケツ稲をつくりました。
バケツ稲の栽培初期に気を付けることは「水を切らさないこと」。
気温の高い日が続くとあっという間に水がなくなってしまいますので、日々の観察で注意してください。

事務所前のバケツ稲

事務所前に並べています

おむすびレンジャーの皆さん、これから秋の収穫までの約4か月間、バケツ稲を一緒に育てていきましょう。

(令和4年5月18日掲載)

バケツ稲観察日記

令和4年5月16日(月)

今年もバケツ稲観察日記を更新していきます。

週に1回程度更新してまいりますのでお楽しみに!

【参考】令和3年の記録はこちらから!

ほなみちゃん