令和元年度 JA6次産業化担当者研修会
2020年01月30日
JAグループ秋田 県域営農センターは1月27日、6次産業化へのスキルアップとモチベーションアップを目的とした研修会を開催し、県内JAの6次産業化の担当者やくらしの活動担当者、TAC担当者などの担い手に関わる担当者や関係者約35人が参加しました。
研修では、秋田県 生活環境部 県民生活課 消費生活班の古関亜美主事が「ここだけは押さえよう!食品表示のポイント」と題した講義を行いました。消費者が求める情報の表示が義務付けられ、平成27年4月から施行された食品表示法について、従来制度からの変更点などの説明がありました。
また、JA秋田やまもとのそら豆部会 加工グループの伊藤ユウ子会長が「小さなそら豆産地の大きな挑戦」と題した講演を行いました。日本で唯一、地元産そら豆100%使用した農家のお母さんの手作り「豆板醤」は、生産物を粗末にしない「もったいない」精神から生まれたことや日本の中華料理界を牽引する脇屋友詞シェフとのコラボ秘話などが語られました。
JA秋田やまもとは、農林水産省が地域活性化や事業の新規性・発展性等の観点で特に優れた事例を表彰する「令和元年度 6次産業化アワード」で奨励賞の国産化推進賞を受賞しました。水田転換作物として導入したそら豆の規格外品を活用した、国内初の豆板醤を開発から生産・販売まで行っていること、国産の豆板醤がないことに着目し、原材料を秋田県産にこだわり、差別化を図った点が高く評価されています。
JAグループ秋田は、農産物を起点とした6次産業化を農業所得増大に向けた重点取り組み事項としており、JA・県域組織一体となった取り組みをすすめています。