県産農畜産物を提供できる高校給食の実現を~要望書を提出
2022年04月18日
秋田県酪農連盟の柴田輝男会長とJA秋田中央会の近藤悦応常務、JA全農あきたの椎川浩副本部長は3月30日、秋田県庁を訪れ、秋田県の猿田和三副知事へ県内公立高校での学校給食提供への取組み構築に向けた要望書を提出しました。
今回の要望書は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う小中学校の休校などにより生乳の需要減少が続く中、今春3月~5月にかけては1年の中で生乳生産量が最も多くなる時期である一方、バターや脱脂粉乳などへの加工処理も追いつかず、生乳の大量廃棄が懸念されていることを受けたものです。
柴田会長は、高校生の食育と県産農畜産物への理解向上を図るための公立高校での学校給食の導入と、学校給食での牛乳利用の継続など一層の消費拡大を要請しました。
要望書を受け取った猿田副知事は「消費拡大や家庭の負担軽減、健康のためにも大切なこと。実現には各市町村との相談が必要」と話しました。