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ザルビオフィールドマネージャーを活用した可変施肥実証

2022年05月27日

JA全農あきたはヤンマーアグリジャパン株式会社とともに、ザルビオフィールドマネージャー(以下、ザルビオFM)を活用した可変施肥実証を行いました。

この実証試験は、ザルビオFMとヤンマーアグリジャパン株式会社の可変施肥に対応した直進アシスト機能付き田植機とのデータ連携によって可能となる基肥の可変施肥により、生育の均一化、収量の安定化などの効果の検証を目的としています。

田植えは、5月11日に「ファームQ」(潟上市)の圃場約1haで、5月18日に「はたやファーム」(秋田市)の圃場約90aで行われました。

ザルビオFMで作成した可変施肥マップをUSBで田植機に読み込ませ、肥料の排出用を確認して事前準備が完了。田植え機は可変施肥マップにもとづき施肥量を自動でコントロールしながら田植えが行われました。また、大幅な低コスト化・労力軽減が期待される密苗で移植を実施しました。

ヤンマーアグリジャパン株式会社の可変施肥に対応した直進アシスト機能付き田植機は、運転席の手元にあるタッチパネルで操作ができるほか、リアルタイムに施肥量を確認することもできます。そして、直進アシスト機能によって労力軽減につながります。
【事前準備】可変施肥マップを田植機に読み込ませるの内容を表示
【事前準備】可変施肥マップを田植機に読み込ませる
側条施肥の様子(自動で施肥量を調整)の内容を表示
側条施肥の様子(自動で施肥量を調整)
施肥量をリアルタイムに確認の内容を表示
施肥量をリアルタイムに確認
直進アシスト機能で自動運転の内容を表示
直進アシスト機能で自動運転

今後、実証圃場の生育調査、収量調査などをおこない、可変施肥の効果を検証していきます。

*ザルビオフィールドマネージャーとは・・・詳しくはこちらから

各圃場の土壌や作物の品種特性、気象情報、人工衛星からの画像をAIが解析して、作物の生育や病害・雑草の発生を予測、最適な防除時期や収穫時期等を提案する栽培管理システム。JA全農が2021年4月1日より日本国内へのサービス提供を開始。