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「青果物パレット輸送」への意見交換会を開催~農林水産省が2024年物流課題への先進的な取組みのヒアリング

2022年06月21日

6月10日、秋田県JAビルで行われた農林水産省による「パレット導入の先進的な取組みに関するヒアリング」にJA全農あきた園芸畜産部や全農物流株式会社秋田支店、公益財団法人流通経済研究所など17人が出席しました。

このヒアリングでは、2024年4月1日よりドライバーの残業時間規制が始まるなど年々厳しさを増す青果物物流に関しての、秋田県の取り組み事例や今後の活動などについて意見交換を行いました。

農林水産省大臣官房新事業・食品産業部食品流通課の武田裕紀課長より「秋田県から首都圏への青果物輸送で実施しているパレット輸送や実証試験の内容」などについて質問があり、JA全農あきたから「1.1型パレット利用やパレタイズできる段ボール規格変更への支援内容」などを紹介しながら、一環パレチゼーションシステムへの進捗状況や卸売市場の取り組みなど相互の意見交換を行いました。
      
農林水産省では、青果物物流の標準化に向けたガイドラインの作成をすすめており、青果物物流への支援策を検討しています。

JA全農あきた園芸畜産部の高橋利和次長は「持続可能な物流体制の構築には、産地や運送事業者だけでなく、卸売市場や仲卸事業者、量販店など青果物に携わるすべての事業者の協力連携が必須で、引き続き物流改善に取り組んでいきたい」と話しました。