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水田の異常還元における調査方法の勉強会を行いました

2022年06月27日

JA全農あきたは6月17日、JA秋田おばこ管内の圃場で、水田の異常還元における調査方法の勉強会を行い、生産者や県内JA稲作営農指導員、秋田県やJA全農あきたの関係者らが参加しました。

今年度から、農業の持続的な発展と農業生産に由来する環境負荷の軽減に寄与することとして、米の生産で発生する温室効果ガス(メタン)の低減と、温暖化にともなう高温障害への対応と高品質・良食味米生産の栽培技術を組み合わせた栽培体系の確立を目的に「水田の異常還元における調査」を行っています。

この調査は、実証圃と対象圃を設け、メタンガスの発生を銀メッキ板の黒変色度合いの測定によって「見える化」しています。

今回の勉強会では、異常還元の調査方法を研修しました。

講師には秋田県農業試験場の中川進平主任研究員を招き、水田からメタンが発生するしくみや調査に使用する銀メッキ板の設置場所や方法などを説明をしてもらいました。

その後、参加者らは設置場所や銀メッキ板の差し込む深さなどを確認しあいながら、実際に圃場に銀メッキ板を設置しました。
中川主任研究員からの説明の内容を表示
中川主任研究員からの説明
使用する銀メッキ板の内容を表示
使用する銀メッキ板
銀メッキ板の設置方法の確認の内容を表示
銀メッキ板の設置方法の確認
実際に設置の内容を表示
実際に設置

本調査は、中干し前と穂揃い期に実施します。