農業用ドローンによる水稲追肥実演会を開催
2022年08月09日
JA全農あきたは7月21日、JA秋田おばこおよび生産者、株式会社丸山製作所、片倉コープアグリ株式会社の協力のもと、大仙市の圃場で「農業用ドローンによる水稲追肥実演会」を行いました。
農業用ドローンの使用については、除草剤や殺虫殺菌剤など農薬散布がメインとなっています。潜在的に存在する肥料散布のニーズに対応するにあたっては、面積当たりの肥料散布量が多いことやドローンは積載量やバッテリーに制限があることなどの難点があることから、今回の実演会は効率的な肥料散布方法および普及性の検討を目的として実施しました。
初めに、株式会社丸山製作所の担当者からDJI社製ドローン「T30」について、片倉コープアグリ株式会社の担当者から空散専用肥料「空散追肥306」とその散布法について説明がありました。
実演会は、32㌃の圃場において、散布肥料「空散追肥306」を10㌃当たり現物で3.3kg施肥、実演機はDJI社製「T30」を使用、飛行速度は時速15km、ドローンのシャッター開度やインペラ回転数等を設定することで肥料の吐出量を調整して行いました。
JA全農あきたは今後も、生産者ニーズに応えるとともに作業の省力化へ向けた農業ICT技術などを活用したスマート農業の普及促進に努めます。