農業用ドローンによる水稲種子散播実演会を行いました!
2023年05月18日
JA全農あきたは5月9日、JA秋田おばこおよび生産者、株式会社丸山製作所の協力のもと大仙市で「農業用ドローンによる水稲種子散播実演会」を行い、県内の生産者やJA担当者が参加しました。
近年、生産現場で導入が進む農業用ドローンの使用は除草剤や殺菌殺虫剤の農薬散布がメインとなっていますが、水稲種子散播のニーズも潜在的に存在しています。しかし、水稲種子散播はオペレーターの熟練度によって吐出量の調整や均一散布への影響が大きいことが課題となっています。そこで、今回の実演会では目標収量が得られる好適な散播条件を確認するために実施されました。
実演会では約1haの圃場に、DJI社製ドローン「T30」を用いて、業務用多収品種「ゆみあずさ」のべんがらモリブデンコーティング種子を10aあたり約5kg散播し、散播にかかる時間や均一に散播されているかなどを確認しました。
JA全農あきたは「実証を重ね、農業用ドローンによる水稲種子散播の普及性を確認して行きたい」と話しました。
今後は水稲の生育状況や収量について調査をするほか、7月にはドローンを用いた追肥実演会を行う予定です。
JA全農あきたは引き続き、ICT技術を活用したスマート農業の普及促進に努めてまいります。