ＪＡ全農あきたは、県内農業振興の一環として、次代を担う若いリーダー育成の一助を目的に、県内農業高校を対象に「農業高校生研修」を平成２１年度から実施しています。今年度は１１月１６日に、横手市にあるＪＡ全農あきた県南園芸センターで、大曲農業高等学校と増田高等学校の生徒７７人を対象に、県産農産物の流通実態や消費地での動向、近年生産現場で注目されるスマート農機に関する研修を行いました。

スマート農機研修では、ヤンマーアグリジャパン株式会社の方々を講師に招き、ＩＣＴ等の先端技術が備わったトラクター・田植機の実機を用意し、その機能を説明するとともに、実際に生徒が乗車し、自動運転技術などを体験しました。また、研修ではドローンとロボット草刈り機の実演もおこない、その性能に生徒たちは高い関心を示していました。

その後、ＪＡ全農あきたの職員が講師となり「全農の役割」や、米穀や青果物に関して「秋田県産農産物の流通実態と消費地の動向」についての研修のほか、ＪＡ全農あきた県南園芸センターに備えられている菌床椎茸の選果場の見学を行いました。参加した生徒からは「今回の研修で、スマート農業、農産物の流通のお話を聴き、農家や農家関係者が時間や手間をかけ作られたものを普段食べているのだと知り、改めて感謝したいと思いました。」といった声が聞かれました。

ＪＡ全農あきたでは、今後も次代を担う若いリーダー育成の一助となる取り組みを継続して行っていきます。