生産者交流プロジェクトを開催しました JA秋田おばこ✖JA全農✖日清食品 加工用米で連携
JA全農は、5月27日、加工用米の実需者である日清食品株式会社に産地の理解を深めてもらおうと、日清食品株式会社の社員のほか、JA秋田おばこ、JA全農の関係者らが参加し「生産者交流プロジェクト」を秋田県大仙市の齊藤亘さんの圃場で開催しました。
写真左から:JA全農あきた佐々木寿副本部長、JA全農高尾雅之常務理事、生産者齊藤亘さん、日清食品㈱深井雅裕常務取締役、JA秋田おばこ齊藤武志組合長
JA全農が取り扱う加工用米については、JA秋田おばこも供給元となっており、一部はこれまでも「日清カレーメシ」などの原料として使用されています。また、JA全農と加工用米の実需者である日清食品とは、原料供給や物流連携で包括的な業務連携を始めています。このような繋がりと日清食品の「産地と顔が見える交流を大切にしたい」という思いから今回のイベントを企画しました。
当日は、日清食品社員、JA全農高尾常務がJA秋田おばこ職員や生産者から指導を受けながら、田植え体験をしました。時折雨が降る中、慎重に田植え機を操作したほか、ぬかるむ田んぼに足をとられながら手植えもしました。生産者の齊藤さんは「現場を知ってもらう事で信頼関係が生まれるいい取り組みだと思う」と話していました。JA全農は今秋の稲刈りも予定しており、今後もイベントを通じ生産者と実需者の信頼関係の強化につとめます。
【日清食品:深井常務】※写真右
生産者と接する機会は今までなかったが、今回、生産者の米作りに対する思いを知り、自社製品への思い入れを強めるいい機会となった。食品メーカーとして安全安心を第一にしているので、生産者の皆さんにはぜひ当社の工場も見てもらいたい。
【JA秋田おばこ 齊藤組合長】※写真中央
長期契約を継続することで、農家の生産意欲にもつながっている。今後も年間を通じた安定供給を実現していきたい。
【JA全農 高尾常務】※写真左
イベントをとおして、実需者に生産者の思いを知ってもらうことができた。今後も安定的な価格や品質、収量を求められるなかで、産地にとっても米作りに意欲的に取り組んでもらえるように複数年契約の取り組みをさらに拡大していきたい。