大豆反収向上に向けた排水対策現地講習会を開催しました
2024年05月30日
JA全農あきたは5月21日、大仙市太田の大豆圃場でJA秋田おばこの担当者とJA全農あきた職員26名を対象に「大豆反収向上に向けた排水対策現地講習会」を開催しました。
この講習会は、水田活用の直接支払交付金にかかる「5年水張ルール」に対応するため圃場のローテーションに取り組む生産者への対応強化として、転換1年目の大豆圃場における明渠施行や心土破砕での排水対策の実演を通じて、排水対策の徹底による大豆の収量向上をはかることを目的に行われました。
大豆は湿害に弱い作物であり、特に発芽から生育初期の湿害は、その後の生育や収量に著しい悪影響を及ぼします。そのため、排水対策を徹底することで収量向上につなげることができます。
クボタアグリサービス株式会社からは60馬力トラクタ、スガノ農機株式会社からは各作業機の概要の説明があり、溝堀り機とハーフソイラによる排水対策の実演が行われました。排水路の施工により、地表の停滞水を排除することができるほか、土層に亀裂をつくることができ、透水性と通気性が向上します。
参加者からは、「排水対策の実施により、生育・収量にどう影響するのか注目したい」などの声がありました。
JA全農あきたでは、生産現場で課題とされる圃場の排水改善方法や品質、反収向上につながる実証課題に取り組み、農業経営体の所得向上を目指します。