令和5年度 営農・担い手担当者スキルアップフォーラムを開催
JA全農あきたは1月30日、秋田市で「令和5年度営農・担い手担当者スキルアップフォーラム」を開催しJA営農・担い手担当部署の職員など43名が参加しました。
このフォーラムは、地域農業の担い手からの要望が多様化する状況において、JA職員が持ち合わせなければならない知識、情報も高度化していることから、担い手のニーズに関連した複数のテーマでディスカッションを行うなどし、担い手対応力の強化を目的に開催しました。
この日は、「TACパワーアップ大会」TAC部門において、2022~2023年と2年連続優秀賞を受賞したJAいわて中央の米田菜摘さんを招き優良事例を紹介いただく講演会を行いました。講演会の質疑応答を含め、担い手法人の事業承継に関してJAは何ができるか、集積する農地管理をどう効率よく行い、労働力を確保していくか、厳しい自然環境のなかでどう作物を守っていくかなど、JA職員が対応に苦慮していることをテーマにディスカッションがおこなわれ、積極的な議論が交わされました。
JAいわて中央:米田菜摘さんによる【次世代に地域農業を繋ぐための農業技術のスマートな継承~地域一体型法人が繋げる「農業・ひと・自然」~】と題した基調講演の様子
【ディスカッションの様子】
また、埼玉県JA埼玉みずほ管内の株式会社ヤマザキライス山﨑能央代表取締役による、ザルビオフィールドマネージャーを活用した栽培、高温化でも高い一等米比率を維持するための取り組みなどについての基調講演を行いました。参加者から「ザルビオのさらなる可能性を感じた」「今回の講演を参考にし、JAでもザルビオの活用に取り組んでいきたい」「出向く活動のモチベーションアップに繋がった」などの声が聞かれました。
株式会社ヤマザキライス山﨑能央代表取締役社長による【水稲におけるザルビオフィールドマネージャーの活用と営農指導】と題した基調講演の様子
JA全農あきたは、JAと担い手が抱える課題解決につながる、優良事例の紹介やJA間の情報共有、農業ICTに関する情報にふれる機会として、今後もフォーラムを継続していきます。