和洋中、どの料理にも使いやすいキャベツは、天候不順での価格変動が大きく多くの品種が存在するが日本では季節に合った品種が開発され、周年提供されています。
主な分類は、やわらかい春キャベツ、高冷地で栽培される夏秋キャベツ、冬に出回る巻きの固い寒玉の3種となっています。
なんといっても、キャベツにもっとも多く含まれ胃腸薬の成分となっているビタミンU(アミノ酸の一種、別名きゃべジン)が有名で、特に春キャベツの中心に近い、黄色い葉に多く含まれているとされています。またビタミンCは淡色野菜の中でもかなり多く含まれ、100g中44mg。カルシウムや食物繊維も多く含まれています。
鮮度の見分け方としては、外葉が濃緑で、芯の切り口が新しいもの。巻きが固く、重量のあるものが良い。カットものは芯の切り口が黒ずんでおらず、芯の高さが3分の2以下のものがいいでしょう。
ラップしてチン!すれば簡単蒸しキャベツ、生でよし!煮てもよし!丸ごとがお得です。
冷水につければシャキシャキの千切りが出来ます。
冬の寒玉は加熱すると甘みが増すので、ポトフやロールキャベツなど煮込み料理に向いています。
主な産地
選び方
- 外側の葉が緑色で、みずみずしく、重量感のあるもの
- 切り口がきれいなもの
- 葉と葉の間にすき間がなく、葉の巻きがしっかりとしているもの
保存方法
- 芯をくりぬいて、その穴に水を含ませたペーパータオルをつめておき、ラップに包み、冷蔵庫の野菜室へ保存。
農経新聞社 野菜と果物の品目ガイドより一部抜粋