玉ねぎ 季節の野菜・果物など

玉ねぎ

玉ねぎが日本で栽培されるようになったのは明治以降です。一般に玉ねぎと呼んでいる部分は根ではなく、葉の根元が養分を蓄えて丸く太ったもので鱗茎(りんけい)とよばれます。品種はいろいろあり、国内で流通しているものは黄玉ねぎ類、白玉ねぎ類(新玉ねぎ)、赤玉ねぎ類(紫玉ねぎ)、小玉ねぎ類、エシャロットなどがあります。

一般的に黄玉ねぎは収穫後表皮を乾燥させ保存性を高めて出荷されます。一方新玉ねぎは水分が多く乾燥処理に向いていないので収穫後すぐに出荷されます。黄玉ねぎで乾燥処理せずに収穫後すぐに出荷されたものも新玉ねぎとよばれることがあります。

国内の主な産地は北海道、佐賀県、兵庫県、愛知県の4つであり、全国の80%を賄っています。それぞれの地域で栽培時期がうまくずらされ一年を通して常においしい玉ねぎが流通できるよう調整されています。茨城県では筑西市などで5月下旬から新玉ねぎの出荷が始まります。

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店頭で選ぶ際には、上の軸のあたりを軽く押してへこまないか、中央部分が痛んでいないか確認しましょう。黄玉ねぎは硬く薄茶色の表皮に艶がありよく乾燥したものを、新玉ねぎは表面に傷がなく、硬く締まりがありずっしりと重みを感じるものを選びましょう

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玉ねぎは、黄玉ねぎと新玉ねぎでは保存できる期間が大幅に異なります。一般的な黄玉ねぎは風通しの良い冷暗所でネットなどにいれてつるす保存が適していますが、新玉ねぎは水分が多いため、すぐに皮がぬめぬめしてきます。湿気対策のため新聞紙で包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存すれば一週間もたすことができます。

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主な産地

選び方

  • 表皮がよく乾いてツヤのあるもの。
  • 頭の部分から傷み始めるので、首が固く、身がよく締まり、重量感のあるもの。

保存方法

  • 曰の当たらない通気性のよい所で吊るすのが好ましい。

JAきたみらいより一部抜粋
旬の食材百科より一部抜粋
玉ねぎの知恵袋より一部抜粋