元々キャベツは、ケールから色も形もさまざまな野菜が生まれるなかで、葉が厚く、堅く巻くようになったものです。地中海や大西洋沿岸が原産地で、紀元前600年ごろにケルト人がヨーロッパ各地に伝えたといわれています。
"汐菜キャベツ"は春系キャベツで、品種は金系201です。秋に種をまいて春に収穫する春系キャベツは、みずみずしくて葉がやわらかく、ふんわりとした巻きが特徴です。鹿島灘に面したJAしおさいで栽培されています。水はけの良い砂丘地帯と気象条件に恵まれていること、そして海水をかけることによって、苦味が少なく甘味が多いキャベツになります。
基本的には10月頃に種をまき、3月末から4月に収穫します。その中で、こぶし大に育った段階と収穫前の2度、海水をかけます。
形に丸みがあり、葉の緑色が濃くて光沢があるものをを選びましょう。芯の部分から痛むので、芯を包丁で切り抜いて水でしめらせたキッチンペーパーなどを詰めてから、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存すると良いでしょう。甘さ、みずみずしく柔らかい食感を活かすためにも、ビタミンを逃さないためにもサラダなどの生食がおすすめです。
主な産地
選び方
- 鮮やかな緑色でツヤとハリがあり、芯の切り口が新しいもの。
- 持ったときにずっしり重量感のあるもの。
保存方法
- 涼しい季節は新聞紙等に包んで室内で保存可能、それ以外の季節は冷蔵庫の野菜室で保存。
- 丸ごと保存する場合は、芯をくり抜き、水で濡らしたキッチンペーパーを詰めてビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ入れる。
JAしおさいHPより一部抜粋
野菜図鑑「キャベツ」より一部抜粋