さつまいも

さつまいも畑

カンショ(サツマイモ)は、ヒルガオ科の蔓性多年草です。
ペルー等の中米が原産地で、日本へは、唐(中国)からまず琉球(沖縄)へ伝来し、沖縄から薩摩(鹿児島県)に伝えられ、その後日本全国に広まりました。
唐から来た芋ということが名前の由来いです。

葉はハート形をしており、花はラッパ状で、花色は白地で中心部が紫色をしています。
同じヒルガオ科のヒルガオ(昼顔)や、アサガオ(朝顔)の花に似ています。
春に作付けして、秋~冬に収穫します。利用するのはイモ(芋)と若葉です。
収穫には、地上を這う茎の葉の付け根をたどって肥大化した根「塊根」を掘り出しますが、それが食用となる芋です。
さつまいもは、甘くて、繊維分が多く、ほっこりした味が好まれ、デザートや惣菜に使われます。

さつまいもの品種には、皮が赤くきんとんにされる紅赤、皮が白く芋焼酎の原料となる黄金千貫、焼き芋用の農林一号、金時、高系14号、変わった系統では身が人参色をした「ニンジンイモ(人参芋)」などがあります。
ハワイでは、さつまいもを、「ウアラ(`Uala)」と言います。

スイートポテト
スイートポテト

代表的な調理には、焼き芋、スイートポテト、大学芋、干し芋、ケンピなどがあります。
茨城県内では県北部や鹿行地区で多く生産されており、ほしいも専用のいもも作られています。

主な産地

選び方

  • 全体が均等な色で、よく太った紡錘形をしたものが良品
  • 細い物やでこぼこしたもの、黒い斑点があるものは避ける

保存方法

  • 寒さと乾燥に弱いため、冷蔵庫に入れない。
  • 風通しの良い場所で、新聞紙等で包み保存。
  • 使いかけのものはラップでくるみ冷蔵庫の野菜室に入れ早めに使い切る。