みつば

水耕栽培の普及とともに生産が拡大してきたみつば。周年販売されている豊かな香りと高級感ある和製のハーブです。日本で古くから親しまれる春の香りで、日本料理では周年使用される重要な野菜です。品種による違いは少なく、栽培や形状で名前が異なります。

鮮度の見分け方としては、香りが強く、乾燥していないもの、葉先までハリがあるもの、緑色がきれいで、みずみずしいものなどがあげられます。
保存方法は、茎を曲げずに伸ばした状態で保存し、濡らした新聞紙に包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。水分の蒸散とともに香りも薄れていくので乾燥させないよう注意が必要です。5℃で5~6日が限度です。

ミツバエンやクリプトテーネンなどの香り成分のほか、カリウム、ビタミンA、ビタミンCなども含まれます。

ゆですぎると色も歯ざわりも悪くなり、香気が飛んでしまうので、さっと湯にくぐらせる程度がベスト。また熱い汁の上に長い時間おいてしまうと香りが飛んでしまうため出す直前に切り分けて使いましょう。香りが強くて、みつばだけでは食べにくい人も油を使った調理で食べやすくなります。てんぷらやバター炒めがお勧めです。

主な産地

(切みつば)
(根みつば)
(糸みつば)

選び方

  • 葉がきれいな緑色をしていて、つやのあるもの
  • 香りが強く、乾燥しているもの
  • 切みつばは茎が白く真っ直ぐで、ピンと張りのあるもの

保存方法

  • 濡らした新聞紙に包みビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に保存。

農経新聞社 野菜と果物の品目ガイドより一部抜粋