すいか

すいかは、果実を食用にするために栽培されるウリ科のつる性一年草。また、その果実のこと。
原産は、熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯。日本に伝わった時期は定かでないが、室町時代以降とされています。西瓜の漢字は中国語の西瓜(北京語:シーグァ xīguā)に由来し、すいかという日本語発音も広東語のサイクワァが訛り転化したものです。中国の西方(中央アジア)から伝来した瓜とされるためこの名称が付きました。

夏に球形または楕円形の甘味を持つ果実を付け、果実は園芸分野では果菜(野菜)とされますが、青果市場での取り扱や、栄養学上の分類では果物あるいは果実と分類されています。

果実の外観は緑色に深い緑色の縦縞が入ったものが一般的ですが、薄緑色のものや黒に近い深緑色のものもあります。

同じウリ科の果菜類であるメロンは、主として甘く熟した果皮の部分を果肉として食べますが、すいかの果皮は内側の薄い層しか甘く熟せず、主に種子をつける胎座の部分を食用としています。果皮はキュウリを僅かに甘くしたような味ですが、生のまま果皮まで食べることは少ないようです。

日本で縦縞模様の品種が広まったのは昭和初期頃と言われ、それまでは黒色の無地で「鉄かぶと」と呼ばれていました。果肉の色は赤もしくは黄色。大玉の品種で糖度 (Brix) は11~13度程度。果実中心及び種子周辺の果肉の糖度が最も高くなっています。果肉は、水分が多く90%以上。様々な品種がありますが、一般に果肉は紅、甘くて多汁です。

主な産地

選び方

  • 切ったものは、果肉の色が鮮やかで種は黒々したもの
  • 縞がはっきりとした、色つやのよいもの

保存方法

  • 冷蔵庫に入れ10℃くらいで保存。

ウィキペディアより一部抜粋