千両と並ぶ生産量

原副部会長さん
茨城県神栖市波崎地区は、千両と並んでお正月用の松でも日本一の生産量を誇っています。茨城県神栖市は、千両・松とも全国の半数以上の生産量を有する産地ですが、意外とその事実は知られていません。
JAしおさい波崎千両部会の副部会長の原さんは、40年近く松の栽培を行なっています。
松はお正月用のお飾りとして、千両と共に飾られる縁起のいいものとされ、悪い鬼や邪気を追い払うと云われています。
今日でも門松やお飾りとして会社・家庭でも多くの方々に飾られています。
原さんの圃場には数多くの松が植えられ、その規模は想像以上です。
地域社会にも貢献する貴重な産業
10月終わり頃から11月末頃まで収穫が続き、木の太さ、長さで等級を決め、さらに選別し余分な枝をカットして束ねられ、出荷まで低温で調整された冷蔵庫で保管されます。
芯の長さより、葉の長さが短いものが良しとされ、真っすぐで綺麗なものだけが出荷されていきます。
正月用の出荷に併せてちょうど繁忙期の今、地元のお手伝いの方々も忙しそうに黙々と作業を行なっており、地元の雇用にも貢献している貴重な産業として受け継がれています。
今年は日本の伝統的な風習を見なおして新たな気持で新年を迎えてみてはいかがでしょうか?
取材協力
JAなめがたしおさい
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※文中のJA名および部会名等は取材当初の名称が使用されています。