今がまさに最盛期

高島 一さん
JA常総ひかりは、茨城県西部に位置し平地が多く野菜づくりに適した土地柄で県内でも有数の白菜の生産地となっています。
また、大都市圏に近い産地であることから、この時期旬の美味しい白菜が毎日首都圏を始めとして多くの消費地へ出荷されていきます。
今回は、白菜収穫がピークを迎えお忙しい中、石下地区の秋冬白菜部会の部会長を務める高島さんが取材に応じてくれました。
高島さんは、早くにお父様を亡くし、若い頃からお父様の後を継ぎ農業に従事してきました。
この地域は元々秋は「白菜」、春からは「スイカ」の栽培が盛んな地域でしたが、15年ほど前からは様々な作物を扱うようになったということです。
もちろん主力はこの白菜、栽培には人一倍の神経を使うそうです。
今では「息子さんが手伝ってくれるので、多くの農家が後継者問題で悩むところその問題を気にせず農業に取り組むことができるのが有り難い」と笑顔で答えてくれました。
美味しさに近道なし
白菜作りは種を蒔いてから70日~80日間で収穫になります。
夏の暑い時期に栽培が始まり、暑さと闘いながらの畑仕事は本当に大変です。
「夏の時期の作業はとにかく暑く、しんどくて苦労の連続だね。ただその分だけこの時期になると甘くて美味しい白菜になるんだけどね」
また、「白菜は、一つ3kgから4kgにもなるから収穫作業も大変なんだよ。体力がないとやっていけない、重労働なんだよ」とも答えてくれました。
改めて体の管理と、長年続けられている高島さんのパワーに感心しました。
収穫時期は今までの苦労が実る時。
苦労話をされながらも、今年の出来を尋ねると、「今年の白菜は上出来だ!」と満面の笑みで答える姿が印象的でした。
美味しい「白菜」を更に美味しく
白菜の選び方として、芯に張りがあってみずみずしくずっしり重い物が良いって聞きますが、他にもポイントはあるんですか?と尋ねると 「やっぱり、お尻が大きくて丸いものが最高だよ」と教えてくれました。 また、「白菜は丸のままで保存し、切らずに使う分だけ上から剥がして使うほうが最後まで美味しく食べられるんだよ」とも教えていただきました。
これからの季節、料理の種類も豊富で鍋物を始め、炒めても煮ても美味しく食べられる栄養豊かな野菜。
今夜は苦労と愛情たっぷりに育てられた白菜に思いを馳せながら、暖かい鍋で高島さんのパワーを私達もいただきませんか?
取材協力
JA常総ひかり
〒304-0814 茨城県下妻市宗道2028
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