収穫の直前まで自然の光をたっぷりと浴びて育っているため、甘さや栄養素がしっかりと実に詰まっている「江戸崎かぼちゃ」。まさに「とれたて完熟」だからこそ、ホクホクの美味しさが味わえます。

かぼちゃと言えば江戸崎

JA稲敷 江戸崎南瓜部会 部会長 中村利夫さん
JA稲敷 江戸崎南瓜部会
部会長 中村利夫さん

霞ヶ浦と利根川の間に位置する、JA稲敷 江戸崎南瓜部会 中村部会長と圃場へ伺いました。現在は、かぼちゃ収穫の最盛期。毎日1,500ケースほどが収穫され、市場に向けて出荷されています。

生産が始まったのは昭和45年ごろ。当時はノウハウも乏しく、苦労も多かったそうですが、品質や栽培技術の向上に努め、昭和57年には県内初の茨城県銘柄産地の指定を受けるまでになりました。部会では、計画出荷を行い取引先からの信頼を獲得するとともに、積極的な試食宣伝活動を行うことで、食味のPRをし続けています。今日では、「江戸崎かぼちゃ」はおいしいかぼちゃの代名詞と言えるまでに成長しました。

ホクホクの美味しさが自慢

「江戸崎かぼちゃ」は、圃場で完熟するのを待ってから収穫されます。その後、専門検査員による全品検査を経て出荷がされます。このため、購入してすぐに、いちばん美味しい状態で食べる事ができます。

たい肥による土づくりを行い、収穫の直前まで自然の光をたっぷりと浴びて育っているため、甘さや栄養素がしっかりと実に詰まっているそうです。まさに「とれたて完熟」だからこそ、ホクホクの美味しさが味わえる、「江戸崎かぼちゃ」ならではの秘密がそこにありました。

現在江戸崎南瓜部会は29名。平均年齢が70歳前後と高齢化が進んでいるため、後継者の問題が囁かれています。しかし部会全体の目標は、今後も収量や面積を拡大して、現在のブランドを守り続けていきたいということです。

産地の誇りとプライド

美味しいかぼちゃを食べてもらいたいという信念と、銘柄産地という責任から雨の日も休むことなく圃場の管理を怠らず、毎日毎日畑に出かけ奥様と二人でかぼちゃの栽培・収穫に余念のない中村さん。「江戸崎かぼちゃ」の美味しい食べ方を伺いました。
「江戸崎かぼちゃ」は、購入して1週間以上経過すると糖度が増し甘みは増すものの、ホクホク感が少なくなるため、できれば早めに食べた方が本来の美味しさを堪能できるのだそうです。
また煮物にする場合、鍋底にしっかりかぼちゃを敷き詰めて味付けし、ほとんど水を足さないで煮ると美味しいそうです。水を追加する場合は100ccと少なめで、少々焦げるくらいがちょうどいいそうです。是非お試しください。

旬を迎えた「江戸崎かぼちゃ」、すくすくと太陽光を浴びたホクホクの美味しさを是非ご堪能ください。

取材協力

JA稲敷 中部経済センター

〒300-0504 茨城県稲敷市江戸崎甲3016-3

TEL :
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