奥久慈ねぎは常陸大宮市・常陸太田市・大子町で栽培される県北地域のブランドねぎで、平成8年には茨城県広域銘柄推進産地に指定されました。軟白部が他産地に比べて長く甘みが強いのが特長です。 産地だより

鈴木さんの奥久慈ねぎ

奥久慈ねぎは常陸大宮市・常陸太田市・大子町で栽培される県北地域のブランドねぎで、平成8年には茨城県広域銘柄推進産地に指定されました。軟白部が他産地に比べて長く甘みが強いのが特長です。

茨城県県北のブランドねぎ「奥久慈ねぎ」

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茨城県はねぎの作付面積・生産量がともに全国上位に位置しています。県内から出荷されるねぎのなかには産地が特にこだわりをもって栽培するブランドねぎがあります。「奥久慈ねぎ」もその県内のブランドねぎのひとつでJA常陸管内の大宮地区を中心に県北地域で栽培がおこなわれています。奥久慈ねぎは軟白部が他産地の規格よりも長いのが特長で、シャキッとした歯ごたえと甘みが魅力です。

農業を始めたいという人の
後押しができる産地でありたい

JA常陸 大宮地区ねぎ部会 鈴木さん
JA常陸 大宮地区ねぎ部会 鈴木さん

県北地域では古くからねぎの栽培が盛んにおこなわれています。平成5年からは県北地域のねぎ生産者が団結してブランド化の歩みを進めるため「奥久慈ねぎ銘柄推進協議会」が発足しました。
同協議会に所属するJA常陸 大宮地区ねぎ部会は現在35人の生産者が在籍し、年間約100トン以上の奥久慈ねぎを周年出荷しています。JA常陸ではねぎ栽培に必要となる農機具の貸し出しなどをおこない、新規就農者が参入しやすい環境づくりにも力を入れています。鈴木さんも新規でねぎの栽培を始めた生産者のひとりです。

ひたむきにねぎと向き合う

JA常陸 大宮地区ねぎ部会は部会員全員が化学肥料・化学農薬低減に努め、安心安全にこだわって奥久慈ねぎの栽培をおこなっています。鈴木さんの圃場では堆肥や緑肥を使用し土壌内の微生物を増やすことで、ねぎ栽培に適した柔らかく水はけのいい土作りをしています。

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出荷基準は他産地と比べて軟白部が約3cm長い30cm以上という基準が設けられています。出荷までにかかる期間はなんと約10ヶ月。奥久慈ねぎの栽培には多くの時間がかかります。「冬に収穫するねぎは3月から苗づくりをはじめ5月に定植し、夏から冬を経てようやく収穫となります。軟白部を伸ばすためにただやみくもに土寄せや追肥をするのではなく、その年の天候や生育状況をよくみて着実に栽培していくことが重要なんです。」と鈴木さんは話します。

産地力アップを目指して

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鈴木さんに今後の目標について伺うと「ねぎ栽培はその年ごとに変化がともなう難しさがありますが、他の生産者や皆様にも"良いねぎだ"、"おいしい"と言ってもらえるように今後も品質向上に努めていきたいです。部会では若い生産者が加わり、部会一丸となって栽培面積を増やしています。奥久慈ねぎを栽培する仲間を増やし、産地としての力をより高めていきたいです。」と話してくれました。

加熱でより旨味アップ!

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おすすめのレシピについて鈴木さんは「焼きねぎが簡単でおいしいです。塩やお好みの調味料をつけて召し上がってください。また、ねぎは油との相性がよく天ぷらもおすすめです。熱を加えると奥久慈ねぎの甘みがより引き立ちます。まごころを込めて栽培しているので、ぜひ食べてみてくださいね。」と教えてくれました。奥久慈ねぎは県内のほか、京浜地域を中心に出荷しています。JA常陸 大宮地区ねぎ部会のねぎは「道の駅 常陸大宮~かわプラザ~」などでもお買い求めいただけます。
じっくりと丹精込めて栽培された奥久慈ねぎを、ぜひご賞味ください。

取材協力

JA常陸 大宮営農経済センター

〒319-2256 茨城県常陸大宮市田子内町3091-6

TEL :
0295-52-4510
WEB :
https://www.ja-hitachi.jp/contents/office/oomiya55.html

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〒319-2211 茨城県常陸大宮市岩崎717-1

TEL :
0295-58-5038
WEB :
https://www.michieki-hitachiomiya.jp/

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