野菜センターの取り組みについて
水稲に特化した富山県農業において、県産野菜の自給率向上とバランスのとれた地域農業の発展のため、園芸振興は喫緊の課題となっています。
園芸作物の生産拡大には、生産者にとって負担の大きい選別調製労力の軽減をはかることが必要です。選別調製作業をJA全農とやまが担うことで、生産者の方が生産に専念できる体制づくりをすすめることを目的に、平成24年にJA全農とやま野菜センターを設置いたしました。
当施設で選別調製している品目は馬鈴薯と人参ですが、県内野菜を一元集荷するモデル施設として期待されています。
野菜センターのメリット
- 野菜センターを利用することで、労力負担の大きい選別調製作業が委託でき、生産者の皆さんがより生産に専念できるようになります。
- 県内の各生産地から野菜センターに農産物を一元集荷することにより、定時・定量・定質出荷が可能となり、市場ニーズにそった計画的出荷ができるようになります。
施設概要
所在地 | 富山市吉岡468番地(JA全農とやま生活センター内) |
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施設能力 | 馬鈴薯選別調製ライン:処理能力10トン/日 人参選別調製ライン:処理能力20トン/日 荷受予冷・除湿施設 約17坪(約7トン) ※選別調製とは、収穫後の一連の作業のことであり、 馬鈴薯:土落し ⇒ 選別 ⇒ 規格別に箱詰め ⇒ 出荷 人参:洗浄 ⇒ 選別 ⇒ 規格別に箱詰め ⇒ 出荷 までの作業のことです。 |
対象床面積 | 603.11平方メートル |
稼働期間 |
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馬鈴薯ライン


ライン全景

5.ブラシ清浄機
土を落とします

6.手選別整列コンベア
規格外品除去

8.カメラセンサー
センサーで規格測定

10.引出コンベア
規格測定された馬鈴薯が
運ばれます

11.箱詰計量装置
規格ごとに箱詰

13.半自動封函機

14.出荷
人参ライン


ライン全景

3.洗浄機
縦横ブラシで洗浄

6.手選別コンベア
等級選別します

8.重量センサー

10.搬送コンベア・受ボックス
11.手詰計量装置
規格ごとに箱詰め

14.出荷