水田を活用した野菜栽培
消費者からは身近で顔の見える「新鮮」「安全」「安心」な県産野菜の安定的な供給が求められています。また、主穀作営農組織等の経営安定をはかるためにも、水田を活用した野菜栽培を導入し経営の複合化をすすめています。
水田での野菜導入のメリット
- 整備された水田での機械化体系による大規模栽培が可能
- 転作田のほ場ローテーションによる連作障害の回避
- 用水を活用した潅水が可能(新たな潅水設備が不要)
※ただし、水田での野菜栽培は排水対策の徹底が不可欠となります。
野菜栽培導入にあたってのポイント
- 消費者・実需者のニーズを把握
消費者がどのような野菜(品目・時期・量など)を求めているか、流通関係者等とよく相談してから生産をはじめましょう。 - 経営体の能力に見合った品目の選定
自分の経営能力(労力・資金など)を十分にふまえ、収支見込みなどを試算したうえで、栽培品目や導入面積を決定しましょう。 - 計画的な出荷生産
市場等で有利販売をおこなうためには、高品質な野菜を安定的に出荷することが重要です。販売計画にもとづいた生産出荷に努めるとともに、的確な出荷情報(量・階級など)を発信しましょう。
※野菜価格安定制度について
一定の要件を満たして野菜を出荷すると「野菜価格安定制度」が適用されます。この制度は、市場価格が低迷した際に一定の補給金を受けることができ、野菜経営の安定に役立っています。
おすすめ野菜
こちらで紹介する野菜は、水田における機械化栽培体系が確立されている品目です。