富山の農畜産物

安全・安心

富山県における安全への取り組み

富山県JAグループでは、安全な農産物を生産するため、生産履歴記帳の徹底を推進しています。さらに、生産段階における生産者自身の安全確保と自然環境に配慮した農業生産活動ができるよう富山県適正農業規範(とやまGAP規範)を制定し、生産者と消費者のみなさまに安心していただける産地づくりに取り組んでいます。

安全な農産物の生産のために

消費者のみなさんに安全な農産物を提供するために、「生産工程の管理」をおこなうことは重要なことです。農薬の不適切な使用や有害微生物による汚染・異物の混入等を未然に防ぐことや、農産物の誤表示を防ぐために生産者は自らの作業工程を「生産履歴記録簿」に記録しています。JAでは米・大麦・大豆などが生産者から出荷されたときに「生産履歴記録簿」の内容を確認しています。

富山県JAグループにおける生産履歴記帳の取り組みについて

また、安全な農産物を生産するための土壌分析や残留農薬検査もおこなっています。

農産物分析の取り組みについて

安全な農業生産活動のために

農業は、さまざまな産業の中でも就業人口に占める事故の割合が高い業種となっています。これは、農作業従事者の高齢化や農作業用機械の大型化・高速化、農作業に不慣れな雇用労働者等が増えていることなどが原因と考えられています。
農作業に従事するみなさんは、生産工程を意識しどの時点でどのような作業をどのように実践するか管理計画を作成し、日々の作業内容について記録して誰が・何時・何処で・どのような作業をおこなったかなどについて管理計画と照合して点検・検証をおこなうことが大切です。
とやまGAP規範には、危険な作業環境・作業従事者の技量不足・機械の間違った方法での使用など「農業者の安全確保」のために取り組むべき具体的な項目が掲載されており、農作業の安全の確認に利用されています。

環境保全のために

将来にわたり、富山県民が豊かな自然の中で生活できるように、自然環境に配慮した取り組みをおこないます。農業生産活動には農地の保全、水源のかん養、美しい景観の形成など、多面的な機能がある一方で、肥料の過剰施用や農薬の不適正な使用、廃棄物の不適切な処理など、場合によっては環境へ負荷を与える恐れがあります。生産者はとやまGAP規範に示された環境への負荷を低減するためのチェック項目を確認し自然環境の保全に努めています。