富山の農畜産物

ハトムギ

ハトムギは健康や美容に役立つとして、古くから漢方や民間薬として利用されています。国内では昭和55年から水田の転作作物として栽培振興が始まりました。近年、栽培面積・生産量ともに増加傾向にあり、令和2年には18県で延べ1,190.0haで栽培され、約1,862トンが生産されました。富山県では昭和60年頃から栽培が始まり、令和2年の生産量は約621トンとなり、日本一の産地となっています。

富山県内の主な産地

JAみな穂、JAアルプス、JA氷見市、JAいなば、JAなんと など

  • JAみな穂
  • JAアルプス
  • JA氷見市
  • JAなんと
  • JAいなば

特産品メモ

生産振興・販売促進に向けた全国組織、県組織の取り組み

平成20年3月末に(財)農産業振興奨励会が解散し、ハトムギ振興と種子の斡旋供給機能が停止しました。これを受けて、同年4月に「全国ハトムギ生産技術協議会」が設立され、研究者や生産者団体、関係機関の指導員らによる主産地間連携活動が繰り広げられています。
平成23年7月には、全国のハトムギ産地の代表、加工業者等が集まり、国産ハトムギの認知向上・販売促進のための「はと麦きれい倶楽部」が設立され、「国産ハトムギ<飲・食・健・美>プロジェクト」と銘打った活動を展開しています。富山県では平成20年5月に生産JA、関係機関、JA全農とやまで「富山県ハトムギ生産振興協議会」を組織し、播種・刈取研修会、ほ場巡回等を実施し、生産振興をおこなっています。