富山の農畜産物

さといも

古くから栽培されているさといもは、富山県の伝統野菜のひとつとして知られています。丸型や俵型のものがあり、やわらかく粘りがあるのが特徴です。
県内のさといも産地のひとつ、南砺市山野地区では1660年ごろにさといも栽培の記録が残っており、焼野地区では1720年に加賀藩より種イモが譲渡されて栽培が始まったと言われています。また、県東部を代表する産地の上市町では1960年代から転作作物として、排水の良い肥沃な黒ボク土壌で栽培に取り組んでいます。近年では入善・朝日町、立山町、高岡市などでも栽培されるようになり、各産地をリレーすることで、9月ごろから早生品種の「石川早生」、10~2月ごろまで主力品種の「大和」を、県内外の市場へ出荷しています。

富山県内の主な産地

JAみな穂、JAアルプス、JAなのはな、JA高岡、JAとなみ野 など

  • JAみな穂
  • JAアルプス
  • JAなのはな
  • JA高岡
  • JAとなみ野