残留農薬分析
残留農薬分析
「農薬」とは、農作物を害する菌、線虫、ダニ、昆虫、ねずみ、その他の動植物またはウイルスを防除するのに用いられる殺菌剤、殺虫剤などや、農作物等の生理機能増進または抑制に用いられる植物成長調整剤、発芽抑制剤などです。
農作物を守り、生産性向上のために使用された農薬が、その作用を発揮した後、ただちに消失するとは限りません。生産者が真心こめて生産された農産物に農薬が残留していないことを確認するため、残留農薬の自主検査をおこなっています。
分析の流れ
①均一化

農産物を細かく切り、ミキサーで均一にします。
②抽出

農産物の中から、農薬成分を有機溶媒に抽出します。
③精製

ミニカラムで脂質や色素などを除去します。
④測定

分析機器(GC/MS)で測定します。