たまねぎ生産拡大への取組み
2022年09月06日
県内各地で令和5年産たまねぎの播種作業が最盛期を迎えています。
JA全農とやまでは9月1日(木)、針原野菜センターにおいてたまねぎ苗の播種作業をおこないました。
当日は、一度に床土・播種・覆土をおこなうことのできる全自動播種機で、448穴の育苗箱に「ターザン」「もみじ」の2品種を播種しました。

全自動播種機を使った作業の様子
たまねぎの播種作業は以下の手順でおこないます。
![]() ①まずは自動で流れてくる育苗箱に1枚ず つ床土を供給します。 |
![]() ②育苗箱に種子をまきます。育苗箱の中の 白い点がたまねぎの種子です。 |
![]() ③最後、覆土をおこないます。 |
![]() ④1枚の育苗箱が完成しました。 |
その後、灌水した育苗箱をビニールハウスへ運び、きれいに並べていきます。
![]() ムラなく均一に灌水します。 |
![]() ビニールハウスへの搬入の様子 |
10月末に圃場へ移植するまでの1か月半~2か月の間、ビニールハウスの中で水管理やせん葉をおこない、丈夫な苗になるよう大事に育てていきます。
富山県では、主穀作経営体の園芸品目導入による所得向上を図るため、たまねぎの機械化一貫体系の確立と水田フル活用を目指しており、令和4年度は県内142haで7,300トンのたまねぎが生産されました。
JA全農とやまでは、今後も移植機や収穫機のレンタルをおこない、生産者・JAと一体となってたまねぎの生産拡大に取り組んでいきます。