富山県立中央農業高等学校へ繁殖用 和牛素牛を寄贈しました
2023年03月27日
JA全農とやまは、3月20日(月)、和牛の繁殖から肥育までを一貫して実習できる県内唯一の農業高校である富山県立中央農業高校に、繁殖用の雌の和牛素牛2頭を寄贈しました。
▲今回寄贈される繁殖用 和牛素牛2頭
現在、同校で飼育されている繁殖雌牛は高齢で種付けに不安があることや、優れた血統への更新も出来ていないといった課題があり、同校における肉牛の実習継続と畜産生産基盤維持にむけた畜産後継者の育成を目的として雌牛を寄贈しました。
寄贈式では、JA全農とやま 運営委員会細田会長より「今回寄贈する素牛が将来の畜産後継者の育成に貢献し、産まれた子牛が、和牛甲子園において上位入賞することを期待しております。」とのあいさつの後、細田会長より富山県教育委員会荻布教育長へ、素牛生産者(株)カシワファームの柏 泰誠代表より生徒を代表して眞山 涼風さんに登記書が手渡されました。
▲登記書贈呈の様子
眞山さんからは、「飼育技術を常に探求し、これまで以上に肉質を向上させ、寄付して頂く素牛と産まれてくる子牛たちを大切に育てるとともに、和牛甲子園での入賞を果たすことで恩返しすることを約束します」と、力強いお礼の言葉をいただきました。
なお、寄贈した素牛2頭は、今後7月に種付けされ、産まれてくる子牛は哺育・育成・肥育を経て、2027年1月に全農が主催する全国の高校生が和牛の飼育技術を競い合う「和牛甲子園」に出品する予定です。
▲生徒の皆さんと寄贈された素牛
中央農業高等学校の生徒のみなさん、2027年の和牛甲子園での上位入賞を目指し、日々の飼育管理に励んでください。
JA全農とやまは、引き続き畜産振興に取り組んでいきます。