北陸の畜産農場初の快挙!!富山県立中央農業高校牛舎が畜産JGAP認証を取得!
牛の繁殖から肥育までを一貫して実習する県内唯一の農業高校である富山県立中央農業高等学校の肉用牛舎が、この度、食品安全や労働安全、環境保全などに取り組む農場であることを示す「JGAP(畜産)」認証を取得し、12月7日(木)、同校にて生徒、先生より取り組みの経緯や概要について説明がおこなわれました。
この認証を取得するにあたり、今年9月に同校生物生産科動物科学コース畜産専攻の2年生の生徒4人による「JGAP構築チーム」が結成され、生徒たちは先生の指導のもと、牛舎の衛生管理や生産工程の明確化など、約130項目にもわたる基準を満たすため、牛舎や備品の整理、膨大な書類や記録の作成などをおこなってきました。
10月30日に、審査団体による現地審査を受け、指摘事項の改善などを経て、晴れて11月28日付で、日本GAP協会により、北陸“初”となる畜産部門での「JGAP」の認証を受けました。
▲笑顔で認証書を掲げる生徒と先生
今回の認証の有効期限は2年となっており、生徒は「取得して終わりではなく、どう維持していくかを後輩たちに伝えていきたい」と話していました。
生徒たちは今後、来年1月に東京で開催されるJA全農主催の、全国の畜産専攻の高校生が和牛の肉質や日頃の取り組みを競い合う「和牛甲子園」にて本取組みについて発表するほか、「JGAP」の普及に向けたアンバサダー活動を進めていく予定です。
JA全農とやまでは、今年3月には同校へ繁殖用和牛素牛を寄贈したほか、今年度より県内肉牛生産者と連携した生産技術講習を実施するなど、同校生徒のスキルアップや畜産農家の後継者育成を図ることを目的とした取り組みをおこなっています。
JA全農とやまHP内のブログでは、生産技術講習の様子など生徒たちの頑張る姿をご紹介していますので、ぜひご覧ください。