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富山短期大学と産学連携協定を締結しました

2024年10月10日

 JA全農とやまは10月3日(木)、富山短期大学と農業分野における「産学連携協定」を締結しました。

 JA全農とやまでは、県産農畜産物の生産振興や販売に加え、地産地消運動や食品ロスの削減など、さまざまな取り組みをおこなっており、その一環として学校法人 富山国際学園 富山短期大学と規格外野菜を使用した新商品の開発に取り組んできました。
 このたび、さらなる富山県農業の発展のため、富山短期大学とJA全農とやまは、引き続き相互連携していくことに合意したことから、産学連携協定を締結いたしました。

▲産学連携協定を締結した富山短期大学 高木学長(左)と
 JA全農とやま西井県本部長(右)


 調印式では、富山短期大学 高木利久学長より「食物栄養学科は、県内唯一の栄養士養成校として創設以来4,600名を超える栄養士を社会へ排出してきた。富山県の農業の発展、食に関する課題解決のため、より一層の活動に取り組んでいきたい」とご挨拶いただきました。
 JA全農とやま西井県本部長は「富山県は、野菜の産出額が全国最下位の47位であり、そこから脱却するべく県全体で園芸振興に取り組んでいる。取り組みの中で、規格外の野菜や本来食べられるのに捨てられている部分があることがわかり、それらを有効活用するにあたり、柔軟で豊かな発想をお持ちの学生の皆さんに力を貸していただきたい」と話しました。

 取り組みの第一弾として、規格外のフルティカトマトを使用した「とやまのベジタブルソース」の開発にあたり、学生の皆さんには商品名やパッケージデザインの選定、「とやまのベジタブルソース」を活用したレシピを考案していただきました。

▲完成した「とやまのベジタブルソース」

▲「とやまのベジタブルソース」を活用した
  レシピの数々


 調印式後、生徒の皆さんに、野菜の捨てられがちな部分を活用したレシピの考案についてお尋ねしたところ、「ミキサーにかけてポタージュにするなど、ご家庭で簡単に作れるものを考えていきたい」と話してくれました。

▲レシピの考案に取り組んでくれる生徒の皆さん


 JA全農とやまは、今後も富山短期大学と連携し、地産地消運動や食品ロスの削減など、富山県農業の発展に取り組んでいきます。