オトメメロン

「オトメメロン」は茨城県で栽培試験を進め、2000年から出荷が始まった茨城生まれのニューフェイス。その美味しさから瞬く間に生産が拡大していった期待のメロンです。
外観・果肉ともにアンデスメロンと良く似ています。

薄緑色の果皮には細かなネット(網目)が張りめぐらされ、果肉は、爽やかな春の新緑のイメージがピッタリな淡いグリーン色をしています。 香りもよく、糖度はしっかりと高いのに爽やかでクセのないすっきりとした味わいと甘さが特徴のメロンです。
名前の由来は開発に携わった種苗会社2社の頭文字を取ってオトメメロンと命名されました。

鮮度の見分け方は、果皮の色が均一なもの、香りがよいもの、持った時に重みを感じるものなどがあげられます。最適な保存方法は温度4~7℃、湿度85~90%。メロンは低酸素条件に比較的強く、ポリ袋の密封包装の効果は大きい。家庭での保存は、熟すまでは常温で、カットしたものは種を取り出し、ラップをかけて冷蔵庫で保存します。

冷やすなら召し上がる2時間前に冷蔵庫へ。残ったら冷凍も可能です。
食べごろの目安は香りが出てきて、果皮が青磁色からやや黄白色に変わり、花落ち部分がわずかにへこんだ時が食べごろになります。それ以上経過すると過熟するので注意が必要です。

2011年の年間生産量は茨城県43,200トン、2位の熊本県は28,200トンと、いかに茨城県のメロン生産量が多いのかがわかる数字となっています。

主な産地

選び方

  • ネットが細かく全体にまんべんなくあるもの。
  • 形が整っていてずっしり重いもの。

保存方法

  • 追熟する場合には室温で保管。
  • 果実の下の方をそっと押して柔らかく感じ、また香りが強くなったら食べ頃。
  • 食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れるとより美味しく食べられる。
  • 一度に食べきれない場合には、種を取り切り口にラップをして保存。
  • 一口大にカットして冷凍保存もおすすめ。

農経新聞社 野菜と果物の品目ガイドより一部抜粋