ユリ科ネギ属の多年生草本で中国原産。日本には9~10世紀ごろの「新撰字鏡」という書物にナメミラ、「本草和名」にオホミラと言う名で記載されています。当初は薬草として利用されていました。野菜として普及したのは、江戸時代に入ってからで、らっきょうとして栽培され始めました。
エシャレットはらっきょうを若採りしたもので、エシャロットと呼ばれる西洋野菜の小型たまねぎとは異なります。
旬は初夏で、若採りされたエシャレットは、生食が最適です。
白い茎がみずみずしく枯れていないものを選ぶといいでしょう。
ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。生のままモロミを付けて食べるのが一般的ですが、火を通し過ぎると風味がなくなるので、火の通し過ぎには注意が必要です。葉は天ぷらにしたり、刻んで佃煮風に煮込むとご飯によく合います。
主な産地
選び方
- 粒がそろって大きめのもの
- 張りが合って、丸みを帯びているもの
保存方法
- ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存。
農経新聞社 野菜と果物の品目ガイド及び草土出版 花図鑑シリーズより一部抜粋