新物出荷を迎える

北浦と霞ヶ浦の間に位置する玉造地区。JAなめがた エシャレット部会 島田さんの圃場におじゃましました。4月から5月は、新物の出荷最盛期です。 JAなめがたでは、約30年ほど前から栽培が始まり、現在エシャレット部会は180名。日本でもトップクラスの生産量を誇る一大産地となっています。
エシャレット=軟白らっきょう
エシャレットとは、らっきょうを深植えして軟白栽培し、若採りしたものを言います。名前が似ていることでよく混同されますが、西洋野菜のたまねぎの一種、エシャロットとは別の野菜です。 JAなめがた エシャレット部会では、農協や個人でも冷蔵設備を保有しているため、年間を通して販売できることが強みとなっています。
部会では栽培技術委員会を立ち上げ、品質のバラつきをなくし、高品質のエシャレットを栽培することを目標としています。「常にいいものを」と、温湯消毒も試験的に取り入れ、減農薬栽培にも着手。県からは銘柄産地にも指定され、年間を通して安定的に供給できることから、市場からも厚い信頼を得ています。 栽培について訪ねると、「全ての行程がほとんど手作業で、機械化できない事が悩みの種ですね」と島田さん。部会員の高齢化が進んでいるそうで、「平均年齢は70歳くらいです。でもみんな健康で元気ですよ」と笑って答えてくれました。
「生産者をもっと増やして、部会の維持発展に寄与したい」と語る島田さん。全国の産地に積極的に視察に訪れるなど、日々、向上心は忘れません。 さらに「この地域の赤土はエシャレット作りには最適な土地。味のいいエシャレットが出来るので、もっと多くの方に食べてもらいたい」と島田さん。 衣をつけて天ぷらや、生ハム巻きにしても美味しいそうですが、素材そのものの味わいを楽しむためにも、そのまま味噌など付けて、生で食べることが一番のおすすめだそうです。 県内のスーパーでも購入することが出来ますので、旬のJAなめがた エシャレットを是非お買い求めください。
ライフワークのエシャレット作り
「生産者をもっと増やして、部会の維持発展に寄与したい」と語る島田さん。全国の産地に積極的に視察に訪れるなど、日々、向上心は忘れません。
さらに「この地域の赤土はエシャレット作りには最適な土地。味のいいエシャレットが出来るので、もっと多くの方に食べてもらいたい」と島田さん。
衣をつけて天ぷらや、生ハム巻きにしても美味しいそうですが、素材そのものの味わいを楽しむためにも、そのまま味噌など付けて、生で食べることが一番のおすすめだそうです。
県内のスーパーでも購入することが出来ますので、旬のJAなめがた エシャレットを是非お買い求めください。
取材協力
JAなめがたしおさい 玉造営農経済センター
〒311-3512 茨城県行方市玉造甲2571
- TEL :
- 0299-55-2161
- FAX :
- 0299-55-3157
- WEB :
- https://ja-ns.or.jp/
※文中のJA名および部会名等は取材当初の名称が使用されています。