甘くジューシーなので
野菜というより
果物のような感覚で味わえる

甘くて大玉のミニトマトでブランド化された「あまエル」と呼ばれる品種を栽培しているJAほこた トマト部会 部会長 平間さんを訪ねた。
約60棟のハウスからなるハウスには大粒の赤々と実ったミニトマトが目に飛び込んでくる。
部会全体では年間約1,300tものミニトマトを出荷している一大産地である。
歴史は比較的新しく、平成9年頃からこの「あまエル」のブランド化に向けた取組が本格化されたという。
食の多様化が進み、消費者のニーズが後押ししたような形だとも言える。
部会では糖度の基準に沿った形で出荷されるため、甘くてジューシーなので、野菜というより果物のような感覚で食べられる。

春~秋は最盛期であり、1日朝と夕方に収穫し、収穫後すぐに選別され、箱詰めされて出荷される。

完熟したものだけを収穫、出荷するため購入後すぐに美味しい状態で食べることができるそうだ。
逸話として、子供連れのお母さんがスーパーで購入した「あまエル」を家に着くまでに子供が全部食べてしまい、家に着く頃には全て無くなってしまったという話を伺ったが、それも満更でもない気がした。