食味や食感が良いのが自慢

部会長 中里 忠道さん
筑波山の南西、下妻市にあるJA常総ひかり 千代川チンゲン菜部会部会長 中里さんの圃場を訪ねました。
部会員は現在10名。各圃場は広く、ハウスが何棟も連なっています。ちんげん菜作りは、およそ15年前から始められました。周年栽培がされていますが、現在は出荷の最盛期です。春と秋は日中の寒暖差が大きいため、特においしいちんげん菜に育つそうです。
ここで作られたちんげん菜は、食味や食感が良いのが自慢だそうで「筑波山周辺の恵まれた気候に合っているのでは」と中里さんは言います。
目標は安定出荷体制の確立
現在中里さんは4名で圃場の管理を行っています。奥さんはもちろん、研修生も積極的に受け入れ、毎日100~150ケース程を出荷しています。中学生になる息子さんも興味を示しているそうなので、将来が楽しみかもしれません。
また、部会では定期的な土壌診断や改良を行い、有機肥料を使用するなど、基本となる土づくりに力を入れているそうです。年間を通じて安定した出荷体制を構築していくため、栽培技術の向上を課題として取り組んでいます。
まずは食べてもらう事が一番
ちんげん菜と言うと加熱調理が一般的ですが、サラダで食べると瑞々しさが際立ちます。炒めても煮ても、また生でも。
ビタミンCやカロチンがたっぷりなので、不足しがちな栄養素を十分補うことができるそうです。「年間を通じて出荷しているので、身近な食材として是非活用して欲しい」と中里さん。
これからの季節、鍋ものやおひたしはもちろん、中華料理や、炒め物にもどんどん活用してみてはいかがでしょうか。
取材協力
JA常総ひかり 千代川野菜集出荷所
〒304-0821 茨城県下妻市別府1240
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