ズッキーニは、使い勝手の良さが認められ急激に需要が伸びている野菜で、「栄養価も豊富で、クセが少なく、どんな料理にも使っていただけるのが自慢」と片倉さん。14年前からズッキーニの栽培を始められた片倉さんの圃場へおじゃましました。

県内一の生産地

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JA常総ひかり ズッキーニ部会
部会長 片倉一雄さん

JA常総ひかりは茨城県の南西部にあり、関東平野のほぼ中央に位置しており、年間の平均気温は13~14度という温暖な気候で、降水量も年間1,300mm前後と農業を営むには恵まれた気象条件下にあります。今回は、14年前からズッキーニの栽培を始められた片倉さんの圃場へおじゃましました。

片倉さんは、もともとこの地域で盛んだったきゅうりの栽培を行っていましたが、労力がかかるため、他の作物に切換えを考えていたところ、このズッキーニに出会いました。

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当時は登録農薬もなく、関係機関に問い合わせしても栽培方法が分からず、暗中模索の中、栽培を始められたそうです。また、非常に珍しかっため、道行く人に「これは何ですか?」と尋ねられることも少なくなく、「聞かれるたびに説明していたので、仕事になりませんでした」と笑って答えてくれました。

ようやく開花した認知度

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最近では、よく耳にするようになったズッキーニですが、「まだまだこれからだ」と片倉さんは言います。ようやく栽培方法が確立され、経験も積んで1人で始められたズッキーニ作りも現在部会員は25名。作付面積は12haと県内でトップの生産量を誇るまでになりました。

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ズッキーニは取り扱いに注意が必要で、管理や収穫の際に傷がつきやすく、一旦傷がついてしまうと商品にならないため、取り扱いに繊細な女性の方が主導して栽培を行っているそうです。

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毎日食べてもらえる野菜に

ズッキーニは、使い勝手の良さが認められ急激に需要が伸びている野菜で、そのため片倉さんも「部会の人数と作付面積をもっともっと拡大したい」と熱く語っておられます。

「栄養価も豊富で、クセが少なく、どんな料理にも使っていただけるのが自慢」だそうで、「若い方たちには浸透してきましたが、年配の方にも是非食べて欲しい」「まずは、味噌汁に入れて食べてみてください。また油やチーズとも相性がいいので、病みつきになりますよ」と片倉さん。

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県内のスーパーや直売所でも購入可能ですので、見かけたら購入をおすすめいたします。

取材協力

JA常総ひかり 石下地区センター

〒300-2745 茨城県常総市大沢222

TEL :
0297-42-1400
FAX :
0297-42-1401
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