これを知ったら
付け合わせだなんて言えない

部会長 内田 政輝さん
料理の付け合わせとしてよく使用されている「パセリ」。実はビタミンとミネラルなどを含んだ野菜であることをご存知でしょうか?今回は茨城県鉾田市の農家歴50年、ベテラン農家の内田さんが育てるパセリ畑から、美味しいパセリをご紹介します。
パセリ銘柄産地の鉾田
鉾田市は茨城県の太平洋側に位置し、鹿島灘からの豊富なミネラルを含んだ土地と温暖な気候に恵まれています。JAほこたでは、メロンやミニトマトなど多くの品目が茨城県青果物銘柄産地の指定を受けておりますが、パセリも銘柄産地の指定を受けている1つです。内田さんが部会長を務めるJAほこた園芸部会では、現在18人の部会員で年間10万ケースを出荷しています。内田さんは、息子さん夫婦と一緒に栽培をされています。
華やかに食卓を彩るパセリの緑

内田さんは「グランドパセリ」という品種を栽培しています。葉っぱがキュキュッと巻いていて鮮やかな濃緑色が特徴です。ハウスの中に入った瞬間、一面に広がる濃緑のグランドパセリに思わず目を奪われました。「パセリの緑色は調理しても鮮やかだよ。厚焼き玉子に刻んで入れてごらん。とっても綺麗だから。」と教えてくれました。取材中に、その場で収穫したてのパセリを試食させて下さいました。すると、パセリの豊かな香りが口の中に広がり甘みも感じました。新鮮なパセリはみずみずしく美味しかったです。
優秀なのは見た目の美しさだけじゃない

和洋中どんな料理も彩り豊かに魅せるパセリ。実は、βカロテン、ビタミンC、ビタミンKなどのビタミン類や、鉄分、カリウム、などのミネラルを含んでいます。また、パセリ独特の香りはアピオールという精油成分によるもので、日本をはじめ世界各国でハーブとしても親しまれています。
1年を通してパセリを市場へ届けたい
パセリは種をまいてから収穫まで6ヶ月ほどかかります。内田さんは、1年を通して市場へ出荷するために6月~7月と11月~12月の年2回種まきをします。種まき後、夏は、強い日差しから守るために遮光ネットをかぶせ、冬はハウス内の温度が下がりすぎないように、ビニールを二重にしウォーターカーテンを利用して適温に保つそうです。「パセリはとても手間のかかる作物でね、乾燥にも弱いけど長雨にも弱いんだよ。」と話してくれました。
内田さんは肥料にもこだわりがあり、有機質肥料を使用しています。「美味しいパセリをもっと知ってほしい、食べてほしい」という気持ちが、内田さんの栽培姿勢からもしっかり伝わってきます。
プロが教えてくれるレシピ
内田さんは、以前にテレビなどの取材を受けており、パセリの魅力やオススメレシピを発信しています。内田さんオススメのレシピは「パセリ30gとバナナ半分、リンゴジュース(果汁100%)250㏄の割合で作るスムージー」とのことです。ご自宅では奥様が作ってくださった愛情たっぷりのパセリのスムージーを飲んでいるそうです。あとは天ぷらにするのもオススメとのこと、パセリの風味が香ばしいサクサク天ぷら、これは間違いなく美味しそうです!「一度に使い切れないときは冷凍して少しずつ使うのがオススメだよ。」とも教えて下さいました。
内田さんが丹精こめて育てるパセリは、鉾田市にある直売所「ファーマーズマーケットなだろう」でも購入することができるそうです。
JAほこたが自信をもってお届けするパセリを、どうぞお楽しみください。
取材協力
JAほこた 営農情報センター
〒311-1503 茨城県鉾田市徳宿2325-2
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- 0291-36-2515
- FAX :
- 0291-36-2518
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ファーマーズマーケット「なだろう」
〒311-1521 茨城県鉾田市飯名537-1
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