JA岩井 岩井農協園芸部ではJA岩井 野菜予冷センターの真空冷却装置などを活用し、品質にこだわった春レタスと秋レタスを出荷しています。出荷されるレタスは「惚レタス」のネーミングで20年以上愛され続け、茨城県青果物銘柄産地に指定されています。 産地だより

風見さんのレタス

JA岩井 岩井農協園芸部ではJA岩井 野菜予冷センターの真空冷却装置などを活用し、品質にこだわった春レタスと秋レタスを出荷しています。出荷されるレタスは「惚レタス」のネーミングで20年以上愛され続け、茨城県青果物銘柄産地に指定されています。

全国有数のレタス産地

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茨城県はレタスの生産量が全国2位を誇ります。なかでもJA岩井のある坂東市は、平坦な土地と年平均気温が14℃の穏やかな気候が特徴で、春・秋に出荷となるレタスの栽培に適した地域です。JA岩井では1966年からレタスの栽培が始まりました。首都圏から50km圏内という立地を活かして鮮度の高いレタスを安定して届けています。春レタスは2月上旬から5月上旬まで、秋レタスは9月下旬から11月下旬まで出荷をおこない、その量は県内のレタスの出荷量の内の4割を占めています。
今回はJA岩井 岩井農協園芸部の東支部支部長を務める風見さんの瑞々しいレタスを紹介します。

いいものは柔軟に取り入れて

JA岩井 岩井農協園芸部 東支部 支部長 風見さん
JA岩井 岩井農協園芸部
東支部 支部長 風見さん

JA岩井 岩井農協園芸部はレタスを栽培する部会員が223名所属しています。レタスは玉レタスのほかサニーレタスとグリーンカールを取り扱い、昨年は春レタスを72万ケース、秋レタスを65万ケース、北は北海道から南は兵庫県まで出荷しました。
風見さんは家業を継いで4代目として就農しました。父の代から始まったレタス栽培を受け継ぎ、機械の導入や新たな品種や肥料の使用など時代に合わせてより良いものを積極的に取り入れて、奥様とレタスとねぎを栽培しています。

おいしいレタスを
栽培するために毎日圃場へ

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春レタスはトンネルを使用して露地で栽培されるため、収穫するまでの温度管理がとても重要です。風見さんは「寒さや暑さでレタスが弱ってしまわないよう毎日欠かさず圃場にいき、トンネルを開け閉めして温度を調節しています。露地栽培のため気候により大きく生育状況が変わるので難しいですが、こまめにレタスを管理して味だけでなく見た目も良いレタスを育てていきたいと思っています。」とレタス栽培のやりがいを話してくれました。
風見さんの圃場では安全な野菜を育てたいという想いから有機肥料を使用して土づくりをおこなっています。「安心・安全の野菜を届けたいという想いはもちろん、土にも優しいものを使いたいんです。」と土地の力を活かした栽培を心がけていることを教えてくれました。

JA岩井 野菜予冷センターで一元管理

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レタスは繊細な野菜なので丁寧に収穫がおこなわれます。風見さんは「優しく一つひとつ収穫と梱包をおこなっています。」と教えてくれました。

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それぞれの生産者で収穫・袋詰め・梱包されたレタスは、すべてJA岩井 野菜予冷センターに届けられます。JA岩井 野菜予冷センターで重ねて検査をおこない、暑い時期には品質を維持するため真空冷却装置で5℃まで冷やし、各市場に出荷されます。部会ではさらなる品質向上を目指し、栽培講習会と目揃会を年に4回実施しています。また、各地区の代表者が詰め方や検査基準などを学び、部会で統一したレタスを出荷できるようにレタス格付検査員講習もおこなっています。

産地からすばやく食卓へ

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今後の目標について風見さんは「これからも新鮮なレタスをお届けできるように管理を徹底し、生産の無駄も省いていきたいです。また、皆様にはできるだけとれたてに近い状態で食べて欲しいので野菜予冷センターなどを活用し、すばやく皆様にレタスをお届けしていきます。」と話してくれました。部会では「いつも 暮らしの中に 岩野菜を!」をモットーに周年出荷販売体制の確立を目標に掲げ、今後も常に安定出荷・安定品質を心がけて生産をおこなっていくとのことです。
春レタスは葉肉が厚く、しっかりとした食感があるため、サラダでシャキシャキとした食感をお楽しみください。また、9月下旬から出荷される秋レタスは瑞々しさを活かした温野菜がおすすめです。JA岩井のホームページでは簡単なレシピを紹介していますので、ぜひJA岩井 岩井農協園芸部のレタスでお試しください。

取材協力

JA岩井 営農センター

〒306-0641 茨城県坂東市鵠戸428-15

TEL :
0297-35-8338
FAX :
0297-35-7202
WEB :
http://www.ja-iwai.jp/?page_id=59

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