栽培に適した土地で育つ、
とろける食感のアールスメロン
JA茨城旭村のある鉾田市は水はけの良い火山灰土で、太平洋に面しているため朝晩の寒暖差がありメロン栽培に適している地域です。JA茨城旭村アールスメロン部会では7月から10月にアールスメロンを出荷しています。アールスメロンは高級メロンの代表格で、とろけるような食感のジューシーな黄緑色の果肉と芳醇な甘みが特徴です。
長く培われた栽培技術と
最新鋭の光センサー選果機で
JA茨城旭村では昭和41年からメロン栽培を始め、昭和57年にJA茨城旭村アールスメロン部会を発足しました。現在、部会員63名で年間1,274トンものアールスメロンを出荷しており、県内出荷量の多くを占めています。全国でも有数の光センサー選果機などを用いて厳しい基準で選別をおこなっています。

部会長 出津さん
JA茨城旭村アールスメロン部会の部会長を務める出津さんは父の代から続くメロン農家の2代目です。ご両親から栽培方法などを受け継ぎ、年間22,000玉ものアールスメロンを実らせています。
丹精こめて一本一果で栽培される
アールスメロン
ハウスには一株に一玉ずつ実らせたアールメロンが並び、その一つひとつが新聞紙で覆われています。出津さんは「ネット(網目)の白と緑のメリハリをつけるために、メロンのネットが張り始めたら新聞紙をかぶせることで表皮を日焼けさせず、白肌に仕上げます。」と美しい網目模様にするための工夫について教えてくれました。

アールスメロンはアンテナと呼ばれるT字型のつるを残し、メロンごとの大きさに切りそろえて出荷します。糖度だけでなくネットの密度、表皮の着色具合、形などの外観基準もクリアしなければならないため、真っ直ぐなアンテナとほぼ球体の形になるように立体栽培で紐と専用のフックで吊り上げて栽培しています。
確実においしいメロンを出荷できる理由
部会ではJA茨城旭村営農指導課と連携して各圃場ごとに収穫する時期を決めています。交配した日から収穫予定日を推測し、基準の糖度に達しているか糖度検査をしたうえで収穫をおこないます。また、出荷時期に安定して出荷できるように収穫量にも決まりを設けています。
丁寧に栽培されたアールスメロンは、すべてJA茨城旭村青果物管理センターで選別します。はじめに選任検査員が大きさ・形・ネット密度・表皮の着色具合などを目視検査し、光センサー検査で糖度を測定します。さらに外観センサーで再びふるいにかけ、等階級に分類します。等級・糖度・生産履歴などの詳細な情報が分かる個体管理ラベルを一玉ごとに貼り、一つひとつ人の手で箱詰めします。
人の目と機械の精度を組み合わせて、正確に素早く収穫日の当日または翌日に各市場へ出荷されます。
旭メロンを知ってもらうために、
いいものを多く出荷したい

出津さんは今後について「甘くておいしいアールスメロンをたくさんの人に食べてもらえるように糖度16度以上となるプレミアムメロンの出荷に向けて部会で一致団結して栽培に取り組んでいきます。JA茨城旭村では全国でも数少ない光センサーを導入しての選果をおこなっているため、品質の高さが自慢です。JA茨城旭村で出荷するメロンはどれも間違いがないのでぜひ食べてみてください。」と教えてくれました。
JA茨城旭村アールスメロン部会のアールスメロンは全国各地の量販店のほか、JA茨城旭村特産物直売所サングリーン旭などでもお買い求めいただけます。プレミアムメロンを贈り物などにいかがでしょうか。

食べごろはラベルのQRコードを読みとり記載されている収穫日から1週間程度常温保存し、メロンのお尻に弾力が出てきた頃が目安です。
ぜひ、とろける濃厚な甘さのアールスメロンを味わってみてください。
取材協力
JA茨城旭村 営農情報支援センター
〒311-1415 茨城県鉾田市造谷1377-1
- TEL :
- 0291-37-1661
- FAX :
- 0291-37-1663
お買い求めはこちら!!
JA茨城旭村特産物直売所 サングリーン旭
〒311-1426 茨城県鉾田市樅山602-6
- TEL :
- 0291-37-4147
- FAX :
- 0291-37-4354