真っ赤な果肉と独特の香りと甘さが人気のバラ科の植物。日本には江戸時代の終わりにオランダから渡来し、オランダイチゴ、クサイチゴと呼ばれていました。ビタミンCが100g中80mgと多く含まれ5粒食べれば1日に必要な量が摂取できます。
甘くて、繊維分が多く、ほっこりした味が好まれ、デザートや惣菜に使われます。茨城県内では県北部や鹿行地区で多く生産されており、ほしいも専用のいもも作られています。
清らかな湧水で育つせりは、香り高く食感が楽しめる野菜です。日本原産でその歴史は古く千年以上も前から栽培が始まっていたことが分かります。太いものは天ぷら、細いものは薬味にしても美味しくいただけます。
うまみと栄養価が高い代表的な緑黄色野菜のほうれん草。時間の経過とともにビタミンなど栄養素が失われるため早めに食べきることが大切です。
水耕栽培の普及とともに生産が拡大してきたみつば。周年販売されている豊かな香りと高級感ある和製のハーブです。みつばは大きく3つに分けられます。
収穫は、冬から春先にかけてが主となり、穴があるため「先が見通せる」として縁起物や祝いの料理に使われるようになりました。先の方は柔らかく、根元の太い方がシャキシャキとした食感が味わえるため、地元ではカレーや餃子に入れたり、ハンバーグ、お好み焼きにも使用されます。
マッシュルームは、きのこ類で最も低カロリーでうま味が多いきのこです。たんぱく質や、ビタミンB2、食物繊維が含まれ、丸ごと手軽にシチューに入れたり、オリーブオイルでソテーしたり、細かく刻んで煮込み料理の隠し味にも最適です。
各地に根付いた地方品種が多く存在し、日本における品種数は世界で最も多いと言われています。部位によって甘みと辛みが違うため、使い分けをするといいでしょう。熱に弱いため生食がおすすめです。
香りが高く刺身のつまや薬味として利用されています。栄養素としては体内でビタミンAに変わるカロテン、ビタミンB1、ビタミンB2などが含まれます。
食べやすく栄養価も高い周年人気の緑黄色野菜の小松菜。色が鮮やかでアクが少なく食べやすく、関東では昔から冬場の野菜として特に消費が多く、雑煮などに欠かせない食材となっています。
千両は、名前の通り商売繁盛の縁起木とされ、赤い実は富と繁栄を表し、神が宿る木とされる松とセットでお正月のお飾りとして重宝されています。 茨城県神栖市波崎地区は、もともと利根川水系の良質な水と土で大正時代から千両の栽培が盛んで、正月飾りの松とともに日本一の出荷量を誇ります。
ねぎは、日本古来よりあったとされ、現在まで日本人の食卓に欠かせない野菜です。臭み消し、体を温めるなどの効果もあり、特に冬には鍋物などに使われることから需要も多くなります。
霜にあたると繊維が柔らかくなり、風味も増しておいしくなります。外葉が大きくしっかりと巻いているもの、白い部分にみずみずしさとつやがあり、緑の部分に黄ばみがないものが良いでしょう。大根と並んでビタミンCが多く、成分はキャベツと似ています。
仏様の供花としてなくてはならない菊の花。秋に咲く花ですが、短日性植物で電照などを用いた作型の分化によって、周年栽培されています。切り花としても周年出荷され、バラ、カーネーションとともに生産高の高い花卉となっています。