富山短期大学産学連携
産学連携協定の取り組み概要

JA全農とやまでは、県産農畜産物の生産振興や販売に加え、地産地消運動や食品ロスの削減など、さまざまな取り組みをおこなっており、その一環として学校法人 富山国際学園 富山短期大学と規格外野菜を使用した新商品の開発に取り組んできました。
2024年10月3日、さらなる富山県農業の発展のため、富山短期大学とJA全農とやまは、引き続き相互連携していくことに合意したことから、産学連携協定を締結いたしました。
【富山短期大学 高木利久学長のコメント】
食物栄養学科は、県内唯一の栄養士養成校として創設以来4,600名を超える栄養士を社会へ輩出してきた。
富山県の農業の発展、食に関する課題解決のため、より一層の活動に取り組んでいきたい。
【JA全農とやま 西井秀将県本部長のコメント】
富山県は、野菜の産出額が全国最下位の47位であり、そこから脱却するべく県全体で園芸振興に取り組んでいる。
取り組みの中で、規格外の野菜や本来食べられるのに捨てられている部分があることがわかり、それらを有効活用するにあたり、柔軟で豊かな発想をお持ちの学生の皆さんに力を貸していただきたい。
連携・協力事項

- 県産農畜産物を使った商品開発・レシピ考案
- 県産農畜産物のPR・普及
- 地産地消・食ロス削減に向けた取り組み
- 食育・健康増進に向けた取り組み
- その他産学連携活動に寄与する事項の取り組み
令和6年度の取り組み
R6.7月 規格外の県産フルティカトマトを使ったトマトソース料理の試食会
JA全農とやまの実証圃「アグリメッセ」で収穫した規格外のフルティカトマトを使用したソースの開発にあわせ、学生の皆さんに、そのトマトソースを活用した料理を考案いただきました。


プレゼンしていただきました
R6.9月 商品名「とやまのベジタブルソース~県産トマトの万能たれ~」に決定
学生の皆さんに、商品名やパッケージデザインの選定をしていただきました。

R6.10月 農業分野における産学連携協定を締結
さらなる富山県農業の発展のため、引き続き相互連携していくことに合意しました。

R7.2月 卒業研究発表会
食品ロス・食品廃棄物の削減に向け、食べられるけど食べていないもの(キャベツの外葉・芯、芯やねぎの緑葉部、ブロッコリーの茎)を活用したレシピなど「食品ロス」をテーマに研究を進められました。


R7.3月 「とやままるごと食べきりレシピ集」の贈呈
規格外のフルティカトマトを使用した「とやまのベジタブルソース」を活用したメニューと、捨てられがちな「キャベツの外葉・芯、ネギの緑葉部、ブロッコリーの茎」を活用したメニューが28品完成しました。各レシピごとにおすすめポイントが紹介されています。
