手しおにかける

第5回「和牛甲子園」出品牛を搬出します【中央農業高校】

2022年01月24日

全国の高等学校で和牛を育てる高校生が、和牛の肉質と日頃の取り組みを競い合う「和牛甲子園」。

前回の搬出準備に引き続き、今回は実際に出品牛を搬出する様子をお伝えします。



「和牛甲子園」を3日後にひかえた1月18日(火)、大粒の雪が降りしきる中、中央農業高校では出品牛の搬出がおこなわれました。

搬出作業には和牛甲子園に取り組む3年生の生徒3名と先生方のほか、近隣牧場の生産者の方が応援に駆け付けました。

今回搬出する牛は、推定700kgの重量があり、一同で力を合わせて牛のお尻をトラックの荷台へ向かって押し上げますが、牛は抵抗して中々入ってくれません。

①お尻押し上げ.JPG

生徒も先生も足を踏ん張り、背中や腕、全身を使って牛のお尻を押し上げます。

「せーのっ!」
と全員がタイミングを合わせ、力を合わせて何度も何度も押し上げます。

②お尻押し上げ2.JPG

体が半分ほど入った状態でも、牛はまだ踏ん張って抵抗を続けます。
負けじと生徒と先生も踏ん張ります。


こうして粘ること数十分、、、



ついに牛が歩を進め、無事荷台に入ってくれました。

③牛荷台へ入る.JPG

一山を越えて、一同ホッとした様子。
先生や生徒たちの話によると、今回はすんなりと入ってくれた方で、牛によってはもっと難航する時もあり、その場合は牛を牽引する機械を使うこともあるとのことでした。

牛の足元が滑らないように、地面に敷いていた藁をみんなでトラックへ詰め込みます。

④藁を入れる.JPG

藁をきれいに入れ終えると、トラックの荷台の柵が閉められ、扉が閉じられました。
その様子を、生徒たちは並んで見届け、ドライバーの方に牛を託します。

⑤柵閉じる.JPG

⑥ドライバーへ託す.JPG

そして牛を乗せたトラックが発進すると、皆で牛の姿が見えなくなるまで、しっかりと見届けました。

⑦お見送り.JPG



搬出のあと、生徒たちは、
「とても重くて大変だったけど無事に終わって良かった」

「見送るのは、やっぱりさみしい」
「がんばって欲しい」とそれぞれの心境を聞かせてくれました。


自分たちの手でこれまで大切に育てた牛を、しっかり最後まで見届けた生徒たち。
その姿は高校生ながらも少し大人びて、また頼もしくもみえました。

この日搬出された牛は当日中には東京に到着し、「和牛甲子園」が開催される1月21日(金)に枝肉共励会にかけられます。



次回はいよいよ「和牛甲子園」当日の生徒たちに密着し、その様子をお伝えします!