第5回「和牛甲子園」が開催されました
JA全農は、1月21日(金)に第5回「和牛甲子園」を開催しました。今回は過去最多となる全国20県36校が出場し、51頭の牛が出品されました。
和牛甲子園は、和牛の肥育に青春をかける全国の農業高校の生徒、その名も「高校牛児」たちが、自分たちで育てた和牛の肉質と日頃の取組内容を競う大会です。
5回目となる本大会は、昨年に引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインで開催され、全国の高校牛児たちは各学校からリモートで大会に参加しました。
本県からは、富山県立中央農業高等学校が5年連続で出場しました。今年度は、「中農和牛改革」と題し、飼料コスト削減と肉質向上を目的として米粉給与を実施した取り組みについて発表し、取り組みの結果、飼料コストの削減や枝肉成績および旨味成分であるオレイン酸含有量の向上が実現できました。そして、せりに出品した和牛は、枝肉重量513.0kg、歩留等級A、肉質等級5、BMSNo.10に格付されこれまで出場した中で最高の成績を収めることができました。
彼らの当日の模様は手しおにかける~とやまの農業をレポートするブログ~でご紹介します。ぜひご覧ください!
▲「和牛甲子園」に出場した中央農業高等学校の生徒の皆さん
本大会では、日ごろの飼育の取組み方法などを評価する取組評価部門と、枝肉の肉質を評価する枝肉評価部門の2部門の合計点数で総合評価部門の最優秀賞1校を決定します。
審査の結果、取組評価部門では「広島県立西条農業高等学校」が、枝肉評価部門では「鹿児島県立曽於高等学校」が最優秀賞を獲得し、総合評価部門では「愛知県立渥美農業高等学校」が最優秀賞を受賞しました。
その他の受賞校は次のとおりです。
【総合評価部門】最優秀賞:愛知県立渥美農業高等学校
【取組評価部門】最優秀賞:広島県立西条農業高等学校
優秀賞 :愛知県立渥美農業高等学校
鹿児島県立市来農芸高等学校
優良賞 :鹿児島県立鹿屋農業高等学校
鹿児島県立鶴翔高等学校
福島県立会津農林高等学校
審査員特別賞:岡山県立瀬戸南高等学校
高校牛児特別賞:宮城県農業高等学校
【枝肉評価部門】最優秀賞:鹿児島県立曽於高等学校
優秀賞 :岐阜県立大垣養老高等学校
愛知県立渥美農業高等学校
優良賞 :栃木県立栃木農業高等学校
栃木県立那須拓陽高等学校
鹿児島県立鹿屋農業高等学校
審査員特別賞:栃木県立宇都宮白楊高等学校