さといもの選別調製作業が始まっています
2023年01月11日
JA全農とやまでは、富山県の気象条件に適応した水田転換畑での機械化体系提案などによる最適な栽培技術を構築するため、令和3年度から栽培実証圃を設置し、各種園芸作物を栽培しています。
栽培実証圃「アグリメッセ」では今年度、長期貯蔵による品質維持の検証と市場ニーズに沿った計画出荷を実現する目的で、さといもの試験栽培を実施しており、昨秋収穫したさといもの選別調製作業が、年明けからJA全農とやま野菜センターで始まりました。
県内では57haのさといもが栽培されており、主要産地ではJAや生産者による共同選果がおこなわれていますが、JA全農とやまでも令和3年度から生産拡大に向けた取り組みの一環として、さといもの選別調製作業の受託を開始しています。
さといもの選別調製作業は以下の手順でおこないます。
①分離機に通して収穫した株から子いも、孫いもを外します。
②毛羽取り機にて毛羽を除去します。
③選別機に投入後、規格外品を手作業で取り除きます。
④カメラセンサーを通して規格を測定し、6サイズに分けて1箱あたり10kgに詰めます。
⑤基準を満たしたものが市場、実需者へ出荷されます。
選別調製作業と出荷は2月末まで続きます。
JA全農とやまは、今後も生産者・JAと一体となって園芸作物の生産拡大に取り組んでいきます。