手しおにかける

「入善ジャンボ西瓜」の栽培研究に密着!【入善高校2024②】

2024年07月12日

JA全農とやまでは、富山県内の頑張る農業高校生の姿をブログにて紹介しています。
今回は、『富山県立入善高等学校 農業科 入善ジャンボ西瓜班』の生徒たちに密着します!

同校では、6年前から「NEW農チャレンジ事業」と称し、入善町の特産品である「入善ジャンボ西瓜」の栽培研究に取り組んでおり、現在、3年生3人と2年生4人が、先生や生産者の指導のもと、「入善ジャンボ西瓜班」として活動しています。

★前回の記事はこちら!ジャンボ西瓜の定植作業についてご紹介しています!
「入善ジャンボ西瓜」の栽培研究に密着!【入善高校2024①】 | 手しおにかける(とやまの農業をレポートするブログ) | JA全農とやま (zennoh.or.jp)



6月の終わり、同校の農場で行われた2、3年生の授業にお邪魔しました。

この日の授業内容は、四角い入善ジャンボ西瓜を作るための「枠入れ作業」です。

昨年は四角いジャンボ西瓜づくりに取り組みましたが、塩化ビニール製の枠型に入れた西瓜は、枠型が西瓜の成長時の圧力に耐え切れず、生育途中で通常のラグビーボール状になってしまい、鉄とポリカーボネート製の枠型で育てた西瓜は、順調に生育が進みましたが、枠から完全に取り外すことができず、課題が残っていました。

▲半分だけ枠から外すことができた昨年の入善ジャンボ西瓜


今年は、昨年の経験を踏まえ、鉄とポリカーボネートでできた「6面全てを取り外せる四角枠」に西瓜を入れていきます。

▲今回特注した枠はこちら!
 サイズは縦30センチ、横40センチ、高さ30センチ

▲生徒たちは枠を準備し、いざ「枠入れ作業」へ


高見さんの指導のもと、実や茎に傷のない、今回のチャレンジに適した西瓜を選び、生徒たちが力を合わせて西瓜を枠の中へ移していきます。

▲選ばれたのはこちらの西瓜
 5月の定植から、今では6~8キロほどの重さに

①西瓜に傷がつかないよう、         ②無事枠に収まりました
 つるが切れないよう枠へ入れます  

③上枠をかぶせて枠入れ完了です

作業を終え、生徒に話をきいたところ、
「日本一大きなジャンボ西瓜をきちんとした四角にし、皆さんに食べてもらえるようにしたい。」と意気込みを語ってくれました。


高見さんは、
「生徒たちには、他の授業や部活もある中、畝づくりや交配、わき目取りも朝早くからしてもらった。四角い西瓜が無事できて欲しいと思う。」と生徒たちの挑戦に向けた思いをきかせてくださいました。


この日枠入れしたものの他に、少しでも四角いジャンボ西瓜づくりの成功率を上げようと、高見さんお手製の枠も準備され、さらに期待が高まります。



引き続き、本ブログでは生徒たちの頑張る様子をお届けしていきます!